AppleInsiderスタッフ
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今年のカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルの公式アプリは、イベントに合わせて月曜日にリリースされ、Apple の iBeacon テクノロジーと統合されており、関連コンテンツの表示や、同じ考えを持つイベント参加者との交流など、パーソナライズされた体験を参加者に提供します。
SXSW の iBeacon 対応アプリを開発した Eventbase 社によって開発された Cannes Lions アプリは、フェスティバル会場全体に設置された iBeacon を活用して、カスタマイズされたさまざまなインタラクティブ エクスペリエンスとリアルタイム情報を参加者に提供します。
2015年の新機能として、AppleのiBeacon近接認識技術を活用したソーシャルネットワーキング機能が組み込まれています。例えば、「Around Me Enhanced」では、アプリを使用している近くの参加者、会場、イベントのリストが表示されます。LinkedInとの連携により、エリア内の一次コンタクトが表示されるほか、参加者はCannes Connectを通じて新しいコンタクトを追加できます。
「Icebreaker」と呼ばれるソーシャルネットワーキング検索機能は、LinkedInと連携し、同じセッションに参加したユーザーや「お気に入り」に登録したユーザーをマッチングします。この技術はビーコンを使用して参加者を検出し、15分以上滞在したセッションを自動的にお気に入りに登録します。iBeaconは、ユーザーのプロフィールや好みに基づいてセッションのおすすめを表示するためにも使用されます。
AppleのiBeaconは、iOSデバイスと半永久的なビーコン装置間の近距離通信手段としてiOS 7で導入されました。Bluetooth Low Energy(BLE)を利用するiBeaconにより、アプリ開発者は高精度な位置情報に基づく機能を組み込むことができます。例えば、Appleの直営店ではiBeaconアレイを利用して、製品情報、店内イベントカレンダー、Genius Barの予約状況などを提供しています。
カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルは日曜日に始まり、6月27日まで開催される。