アップルのサプライヤー、フォックスコン、抗議活動によりベトナム工場の閉鎖を余儀なくされる

アップルのサプライヤー、フォックスコン、抗議活動によりベトナム工場の閉鎖を余儀なくされる

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アップルの主要製造パートナーであるフォックスコンは、石油掘削をめぐる反中国抗議のため、ベトナムでの操業を3日間停止せざるを得なくなった。

中国は最近、南シナ海の西沙諸島付近で石油掘削を開始した。西沙諸島は中華人民共和国が実効支配しているが、ベトナムと台湾も領有権を主張している。島嶼の帰属をめぐる紛争を受け、ベトナムでは抗議活動家らがホーチミン市近郊の工場を襲撃している。

暴力行為により、靴メーカーのナイキやアディダス、そしてウォルマートと提携するメーカーはすでに生産停止に追い込まれている。そして今、フォックスコンも予防措置として同様の措置を取ったとフィナンシャル・タイムズは報じている。

フォックスコンは声明で、従業員の「安全を確保する」ためだと説明した。ベトナムのフォックスコン従業員は、土曜日から3日間の休暇を取るよう指示されている。

この暴動によりこれまでに少なくとも21人が死亡したと言われている。

フォックスコンはAppleの主要サプライヤー兼組立メーカーであり、iPhoneやiPadなどのデバイス生産の大部分を担っている。フォックスコンのApple関連生産のうち、ベトナムでどれだけの量が生産されているかは不明である。