オランダの裁判所は、サムスンの丸い角はアップルのデザインを侵害していないと判断

オランダの裁判所は、サムスンの丸い角はアップルのデザインを侵害していないと判断

ケビン・ボスティックのプロフィール写真ケビン・ボスティック

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オランダの裁判所は水曜日、サムスンのギャラクシータブ製品の丸い角がアップルの登録デザインの特徴を侵害していないとの判決を下し、アップルにとってこの1年で4度目の特許敗訴となった。

ハーグ地方裁判所が下したこの判決は、Galaxy Tab 10.1、Galaxy Tab 8.9、Galaxy Tab 7.7 を対象としている。

Appleは裁判で、これらのデバイスがiPadの成功を受けてタブレットメーカーに広く採用された丸みを帯びたエッジのデザイン特許を侵害していると主張していた。しかし、ロイター通信によると、裁判所はSamsungの主張を支持し、これらのデバイスはAppleのデザインを侵害していないとの判決を下した。

サムスンは声明の中で、「長方形で角が丸いタブレットを設計したのはアップルが初めてではない」と述べた。さらに同社は、アップルの登録意匠には多数の先行技術例が存在するとも述べた。

この判決は、昨年6月と10月に3G特許およびマルチタッチ技術に関するサムスン社の勝利、およびギャラクシータブ10.1が他のアップルのデザイン特許を侵害していないとする1月の判決に続き、過去1年間でオランダの裁判所でアップルが特許訴訟で敗訴した少なくとも4件目となる。

世界中の多くの国々におけるApple対Samsungの訴訟と同様に、オランダの裁判所は両社の勝訴を巡って争っている。昨年末、AppleはSamsung独自のフォトギャラリーソフトウェアを搭載していないAndroid 2.2.1以降を搭載したGalaxy製品がAppleの「ラバーバンド」ソフトウェア特許を侵害したとして、Appleに勝訴した。利益と販売台数の両方でモバイル市場をリードする両社は、少なくとも10カ国で特許をめぐる争いを繰り広げている。