アップル、マックワールドで「超ポータブル」を発表か

アップル、マックワールドで「超ポータブル」を発表か

Kasper Jadeのプロフィール写真カスパー・ジェイド

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ウォール街のアナリストによると、アップルコンピュータはサンフランシスコで1月に開催されるマックワールドトレードショーに間に合うように、NAND型フラッシュメモリを採用した「超ポータブルPC」を発表する可能性があるという。

UBSインベストメント・リサーチのアナリスト、ベン・ライツェス氏は今週、独自の調査により、アップルが起動時間を短縮するために「超ポータブルPC」や、NANDフラッシュメモリを搭載したノートパソコンの開発に取り組んでいることが示されていると述べた。

「これらの新製品は、コンボドライブ(NANDとHDD)またはウルトラポータブル(NANDのみ)を搭載したノートパソコン製品から始まり、MacWorldに間に合うようにリリースされる可能性があると考えています」とライツェス氏は顧客に語った。

アップルにマイクロプロセッサを供給しているインテルは、デジタルオーディオプレーヤーなどの民生用電子機器によく見られるソリッドステートメモリの一種であるNANDフラッシュを自社のPCロジックボード設計に組み込む計画を隠していない。

カリフォルニア州サンタクララに本社を置くこのチップメーカーは、今年 3 月に開催された開発者会議で、2007 年初頭に発売予定の Santa Rosa と呼ばれる次期ノート PC プラットフォームに NAND フラッシュ機能を搭載すると発表した。

「非常に速く起動するデバイスが必要です」と、インテルのモビリティ・グループ責任者、ショーン・マロニー氏はカンファレンスで開発者たちに語った。「飛行機を降りてすぐに携帯電話の電波が届くのと同じように」

ライツェス氏はまた、自身の調査とアップルの小売店への訪問により、同社の現在のノートパソコンのラインであるMacBookとMacBook Proに対する反応が「非常に好意的」であることが示されていると述べた。

アナリストは、ポータブル機器の売り上げが、Apple の第 3 四半期の Mac の総販売台数を前年同期比 5%、前四半期比 12% 増加させて 124 万台に押し上げると予想している。

「調査結果から、教育分野も予測を裏付ける要因となることが示されています。6月は学区が年間予算を使い切る時期です」とライツェス氏は記している。「教育分野は米国のMac販売台数の約25%を占めており、6月と7月(新たな予算が適用される時期)は、特にMacBookとiMacで堅調な成長が見込まれると考えています。」

アナリストはアップル株の買い推奨を維持し、目標株価を95ドルとした。