ロジャー・フィンガス
· 1分で読めます
シェイク・ハムダン・ビン・モハメッド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム氏、中央。
アップルのCEOティム・クック氏は、スイスのダボスで開催される世界経済フォーラムへの訪問中に、多数の世界の指導者と会談する予定だ。
そのうちの一人、ドバイ皇太子シェイク・ハムダン・ビン・ムハンマド・アル・マクトゥーム氏は、クック氏と「この地域におけるグローバル企業の最新の動向」について「会談の合間に」話し合ったと述べた。アップルはUAEで、ドバイに2店舗、アブダビに1店舗の計3店舗を構えるなど、アラブ諸国のほとんどよりも大きな存在感を示している。
木曜日、クック氏はオーストリアのセバスティアン・クルツ首相(32)と会談した。クルツ首相は会談を「世界で最も象徴的なブランドの一つである同社の哲学を学ぶまたとない機会であり、欧州のデジタルの未来をいかにうまく形作ることができるかについて有意義な話し合いができた」と評価した。
本日、#Apple のティム・クック氏にお会いできて光栄でした。世界で最も象徴的なブランドの一つであるAppleの哲学を学ぶまたとない機会となり、ヨーロッパのデジタルの未来をいかに成功に導くかについて有意義な議論ができました。pic.twitter.com/PvxKRvs5Xm
— セバスチャン・クルツ (@sebastiankurz) 2019年1月24日
CNBCがフィナンシャル・タイムズを引用して報じたところによると、クック氏は今週中にイタリアのジュゼッペ・コンテ首相と会談する予定だという。
以前の会談には、アルメニアのニコル・パシニャン首相らとの面会や、複数の有力指導者との夕食会などがあり、中でも最も物議を醸したのがブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領だ。ボルソナロ大統領は、ブラジルとチリの旧軍事独裁政権における拷問や拷問を擁護し、もっと多くの人を殺害すべきだったとさえ主張している。また、過去には激しい反同性愛の立場を表明していたが、大統領就任後になってようやくその姿勢を和らげた。クック氏は、大企業のCEOとして同性愛者であることを公表している数少ない人物の一人である。