ロジャー・フィンガス
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ソニーは、アップルのiPhoneなどの製品向けカメラセンサーの好調な売上を背景に、来年の営業利益が4倍以上に増加すると予想していると木曜日の報道で伝えられた。
ロイター通信によると、ソニーは2015年3月期の営業利益が685億円(5億7,350万ドル)だったが、2016年の目標を3,200億円(約27億ドル)としている。これはソニーにとって7年ぶりの営業利益となるが、アナリスト予想の4,080億円(34億ドル)を下回る。
ソニーのCEO、平井一夫氏は、ここ数年の深刻な損失からの回復を目指し、抜本的な対策を講じてきました。VAIO PC部門の売却、テレビ事業の分社化などを進めており、オーディオ・ビデオ事業も近々分社化される予定です。
iPhone 6と6 PlusのCMOSカメラセンサーは、主にソニーが担当していると考えられています。これらのデバイスの販売好調を受け、同社はすでに2度にわたりCMOS生産拡大計画を発表しています。3月四半期だけで、Appleは6,117万台のiPhoneを販売しました。
ソニーのモバイルコミュニケーション部門は依然として赤字が続いている。2014年には2,176億円(18億ドル)の損失を計上し、今年は390億円(3億2,620万ドル)にまで縮小すると予想されている。現行のXperiaスマートフォンは多くの批評家から好評を得ているものの、依然としてApple、Samsung、Motorolaなどの製品の影に隠れている。
同社は最終的に、2015年の収益は3.8%減少するものの、リストラ費用の削減により純利益1400億円(12億ドル)を達成し、2014年に中止した配当の支払いを再開すると予測している。