サム・オリバー
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今回の訴訟は、AppleとNokiaが互いに起こしてきた数々の訴訟に新たな一件を加えたに過ぎない。両社は、携帯電話とマルチタッチデバイスに関する特許を相手方が侵害していると主張している。
「これらの特許によって保護されているノキアの発明には、タッチスクリーン上でスワイプジェスチャーでコンテンツをナビゲートしたり、デバイス上のアプリストアで常に変化するサービスにアクセスできるようにするものなどがあり、どちらもiPhone発売の10年以上前に出願された」とノキアの知的財産担当副社長、ポール・メリン氏は述べた。
11月、AppleがNokia、HTC、Motorolaを含む他社との多数の訴訟に対応するため法務チームを強化していることが明らかになった。
ノキアとの争いにおいて、アップルはノキアがグラフィカル・ユーザー・インターフェースや端末の起動など、様々な技術に関連する13件の特許を侵害していると主張している。これに対し、ノキアはアップルを10件の特許侵害で告発している。
アップルは9月にノキアに対する訴訟を英国にも拡大した。両社間の法廷闘争の第一弾は、昨年10月にノキアがアップルのiPhoneがGSMおよび無線LAN技術に関する特許を侵害しているとして提訴したことだった。
その後、アップルはノキアに対し独自の訴訟で応じ、このフィンランド企業がiPhone関連の特許を侵害していると非難した。
スマートフォン大手2社の戦いは何年も続くと予想されており、両社は2012年に法廷審問を開くことを望んでいる。苦情が提出された米国国際貿易委員会は、ノキアとアップルの双方が相手方に対して提出した苦情を調査することに同意した。