マイキー・キャンベル
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Appleの新しいマップアプリで位置情報が不正確。| 出典: Tumblr
水曜日にiOS 6とともに導入されたAppleの新しいマップアプリに関して多数の苦情が寄せられたことを受けて、同社は、このサービスは現在開発中であり、時間とともに改善されるだろうとの声明を発表した。
Appleの広報担当トゥルーディ・ミラー氏は木曜日、All Things Dに次のように語った。
世界中のお客様が、Apple初の地図サービスであるAppleマップを含む200以上の新機能を搭載したiOS 6にアップグレードしています。Flyover、ターンバイターンナビゲーション、Siri連携といった革新的な新機能を搭載したこのサービスを提供できることを大変嬉しく思っています。この新しい地図サービスは、大きな取り組みであり、まだ始まったばかりであることを承知で開始しました。マップはクラウドベースのソリューションであり、より多くの方にご利用いただければ、さらに良くなるでしょう。お客様からのフィードバックに感謝するとともに、お客様体験をさらに向上させるべく尽力してまいります。
iOS 6に組み込まれた新しいマップアプリは、2007年の初代iPhone発売以来Appleが使用してきたGoogleマップに取って代わるものです。火曜日に公開されたiPhone 5のレビューでは、Apple初のマッピングサービスは高く評価できるものの、定評のあるGoogleのサービスほど機能的ではないという結果が出ています。例えば、マップは標準では交通機関のルートをサポートしておらず、フライオーバー機能は素晴らしいものの機能が限られています。
フライオーバーレンダリングの問題。
iOS 6ユーザーの多くが、新サービスにおける位置情報の誤表示、数十年前の地名、企業のタグ付けの誤りなど、不正確な点を報告しています。また、地図データの不完全さ、Flyoverレンダリングのバグ、そしてiOSユーザーが従来のGoogleマップベースのアプリに期待していた具体的な建物データの大幅な不足も問題となっています。
Google マップの建物データ (左) と Apple マップの同じビュー (右)。
このような欠陥は、ほぼ 10 年にわたって継続的にアップグレードや調整が行われてきた Google マップのような確立されたサービスと比較すると、新興の製品では予想されることです。
All Things Dの情報筋によると、Appleは新しいアプリで確認されたいくつかの大きなエラーを修正するためにマップチームを「ロックダウン」しているが、近い将来に大きな変更が行われる可能性は低いとのことだ。