マイキー・キャンベル
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アップルのBeats Music刷新の取り組みは、政府の反トラスト当局から誤った注目を集めているようだ。同社のレコード会社やアーティストとの取引は、すでに司法省の捜査対象になっていると言われているが、現在は連邦取引委員会の調査を受けている、と火曜日の報道で報じられた。
情報筋によると、FTCは、Appleが世界最大のデジタル音楽配信者としてのiTunesの大きな影響力を利用して、ストリーミング音楽事業における潜在的なライバルに対して不当な優位性を得ようとしていることを懸念しているとブルームバーグが報じている。
広く噂されているBeats Musicのリニューアルに備えて、AppleはSpotifyのような長年の競合相手に対してこの新興サービスを有利な位置につけることを目的とした独占契約で12人以上のアーティストにアプローチしたと情報筋は語った。
報道によると、FTC当局はこれまで複数のレコードレーベルに対し、不正行為の可能性について調査を行っているが、協議が何らかの成果を上げたかどうかは現時点では明らかではない。関係者によると、FTCはAppleの計画がレーベルと他のストリーミングサービスとの関わり方に影響を及ぼすかどうか、例えば広告付き配信を締め出し、より高額なサブスクリプションプランを導入するなどの影響が出るかどうかを見極めようとしているという。しかし、ある情報筋によると、Appleはまだそのような大胆な要求はしていないという。
FTCによる調査の報道は、司法省がAppleの音楽ストリーミング事業慣行について同様の調査を行っているとの主張を受けてのものだ。Appleは、iTunesの売上を交渉材料として利用し、レーベル各社がSpotifyとの無料ストリーミングライセンスの更新を控えるよう説得しているとされている。報道によると、Appleは他のコンテンツ配信プラットフォームにも調査を迫っており、ユニバーサル ミュージック グループがYouTubeから楽曲を削除した場合、既存のライセンス料を支払うと提案したという。