マイク・ワーテル
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Snapは今週、ウォール街の予想を大きく下回り、純損失4億4,320万ドルを計上した。これは、発売から約1年後にSnap Spectaclesで3,990万ドルもの巨額の減損処理を実施したためだ。噂通りAppleがヘッドセット市場に参入した場合、Snapのウェアラブル市場への野望はさらに悪化する可能性がある。
スナップは四半期決算発表で、ウェアラブル端末に対する「初期の強い需要」を誤って解釈し、Spectaclesを必要量よりもはるかに多く発注してしまったと述べた。さらに事態を悪化させたのは、予想以上に多くの消費者が製品を返品したことだ。
同社が報告した収益2億790万ドルのうち、「その他」の収益カテゴリーに含まれる540万ドルの「相当な額」が眼鏡から得られたものだ。
同社は収益の失速を受けてスナップチャットアプリを全面的に再設計する予定で、このプロセスにより短期的に事業に混乱が生じる可能性が「高い」と警告した。
「アップデートされたアプリを使い始めたら、コミュニティの行動がどのように変化するかはまだ分かりません」とスナップ社のCEO、エヴァン・シュピーゲル氏は述べた。「事業にとって長期的に大きな利益をもたらすと信じているため、そのリスクを負う覚悟はあります。」
Spectaclesは発売当初129.99ドルで、充電ケースとケーブルが付属しています。カラーバリエーションはブラック、コーラル、ティールの3色展開です。2月にはSpectaclesの費用が収益を上回り、この傾向は今も続いています。
Snapの最初のハードウェアは、表面的にはGoogle Glassに似ていますが、主にSnapchatでの使用を目的とした、10秒から30秒の一人称視点動画の撮影のみを目的として設計されています。動画は独自の円形フォーマットで記録されるため、Snapchatでクリップを視聴しているユーザーは、スマートフォンをどの向きで持っていてもシームレスな映像を楽しむことができます。
Appleは、早ければ2020年に発売予定の本格的な拡張現実(AR)ヘッドセットの開発に取り組んでいると言われています。このヘッドセットは「rOS」と呼ばれる新しいOSを搭載し、コードネームは「T288」です。AR(拡張現実)向けに設計されている可能性が高いものの、噂されているヘッドセットはいずれも、装着者が見ているものを写真や動画で撮影できるようになっています。