AppleInsiderスタッフ
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木曜日の報道によると、アップルのiAd部門は売り上げの再活性化を目指しており、近くサードパーティの広告代理店が電話番号、電子メール、その他のデータのマッチングを含む人口統計的ターゲティング情報を広告主に提供できるようにする予定だという。
Appleは今年のMobile World Congressカンファレンスに公式には参加しなかったが、同社のiAd部門がスペインのバルセロナにあるWホテルでパートナーパーティーを開催したとThe Informationが報じている。
Apple幹部は、サードパーティの広告プロバイダーが「電話番号、メールアドレス、その他のデータを照合することで」広告主が特定の消費者をターゲティングするのを支援できるようにする新たな取り組みの概要を説明したと、同誌は報じている。このシステムは、広告プロバイダーのデータと匿名化されたユーザー情報やその他の有用な指標を照合するFacebookの広告ターゲティング手法に類似している。
データマッチング機能を提供することで、Appleは、よりオープンなターゲティングポリシーを求める広告代理店からの大きな不満に対処することになるだろう。現在、iAdはユーザーの位置情報、購入履歴、メディアの興味関心に関するデータを提供しているものの、より詳細な分析までは至っていない。
同誌によると、一部の広告主はiAdのアプリインストール広告に最大10ドルを支払っており、これはFacebookの最高額プランの2倍の価格だ。しかし、Appleのリーチと消費者基盤を考えると、この価格は投資に見合う価値があるかもしれない。
報道されている方針転換は、AppleがiAdの売上を刺激するための動きと重なる。例えば、11月には、広告の売買を自動化する「プログラマティック」モバイル広告購入を導入した。また、昨年はストリーミング音楽サービス「iTunes Radio」にiAd広告を導入した。