判事、グリーンライト・キャピタル訴訟のスケジュール前倒しを求めるアップルの要求を承認

判事、グリーンライト・キャピタル訴訟のスケジュール前倒しを求めるアップルの要求を承認

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米連邦地方裁判所の判事は月曜日、アップルとグリーンライト・キャピタルとの係争中の訴訟のスケジュールを前倒し、訴訟の結果が同社の次回の株主総会に及ぼす影響を考慮し、この問題はできるだけ早く解決されるべきだという考えに同意した。

ニューヨーク地方裁判所のリチャード・サリバン判事は、アップルの要請を受け、訴訟のスケジュールを数日早めた。グリーンライト・キャピタルは、アップルに対し、1370億ドルもの巨額の現金の一部を投資家に分配するよう求める訴訟を起こしている。ロイター通信によると、アップルによると、この要求はグリーンライトの弁護士の支持を得ていたという。

この訴訟の背後には、アップルの有力株主の一人であるグリーンライトのデビッド・アインホーン氏がおり、同氏は優先株の発行を会社の定款から削除する可能性のある委任状提案を阻止するために訴訟を起こしている。

アップルのいわゆる「提案2」では、iPhoneメーカーは取締役会の優先株発行権限を剥奪し、株主の権限に委ねることで、より高いレベルのガバナンスを実現できると主張している。

アインホーン氏は反論し、アップルは1370億ドルの現金を、魅力的な配当金が支払われる永久優先株の形で投資家にさらに多く還元すべきだと主張した。訴訟の中でアインホーン氏は、2月27日の年次株主総会で審議される予定の委任状勧誘状において、この提案が他の2つの提案とどのようにまとめられているかをアップルに問いただしている。

一方、アップルは、保有現金の取り扱いについて「活発な協議」を行っていると述べ、提案2の可決が優先株の発行を妨げることはないと否定した。

AppleはGreenlight訴訟において水曜日までに反論する予定で、Greenlightは金曜日までに後続の書類を提出する予定だ。両当事者は2月19日にサリバン判事の口頭弁論に出席するよう求められている。