アップルは10月以降9社を買収、2013年には加速させる予定

アップルは10月以降9社を買収、2013年には加速させる予定

AppleInsiderスタッフのプロフィール写真AppleInsiderスタッフ

· 1分で読めます

Apple CEO ティム・クック氏が D11 カンファレンスに出席。| 出典: AllThingsD

アップルが今年初めからひっそりと9社の買収を行っていたことが火曜日に明らかになった。このペースは、2012年の70日ごとに1社というペースを上回っている。

火曜日にAllThingsDのD11カンファレンスでインタビューを受けたApple CEOのティム・クック氏によれば、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社は7カ月以内に9件の買収を行っており、年が進むにつれてそのペースを上げていく予定だという。

「昨年は、およそ70日ごとに1社買収するペースで、年間6~7社を買収していました」とクック氏は述べた。「今年はすでに9社を買収しました。」

5月も終わりに近づき、Appleの買収率は驚異的な23日ごとの買収率となった。どのような買収が行われたかは不明だが、クックCEOはAppleが買収について「必要な場合にのみ」発表すると述べた。

同社は現在「大規模な買収」を検討していないが、最高経営責任者(CEO)は、素晴らしい製品が生まれるのであればそうした動きに反対はしないと述べた。

Facebookのようなコネクテッドサービスに関して、クック氏はAppleがソーシャルネットワークを必要としているとは一度も感じたことがないと述べた。

「iMessageやGame Centerといったソーシャルなサービスもいくつかやっています」と彼は語った。昨年のD10カンファレンスで、アップルのCEOは、現在はサービス終了となったソーシャル音楽サービス「Ping」を間もなく終了させると発表した。

1月には、FacebookとGoogleが買収を検討していると報じられたクラウドソーシング型ナビゲーションアプリ「Waze」にAppleが注目しているとの噂があった。しかし、クックCEOは、AppleはWazeに対してそのような買収提案はしていないと述べた。

Appleは戦略的買収を行ってきた歴史があり、最も有名なものの一つは2010年のSiriだ。より最近では、同社は2012年7月に生体認証セキュリティ企業AuthenTecを買収し、将来のiPhoneに指紋認証技術が搭載されるという噂が広まった。