ロジャー・フィンガス
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ノキアは木曜日、アップルに対する特許訴訟の件数を32件から40件に増やし、米国やアジア、欧州の一部を含む11カ国に広げたと発表した。
ロイター通信は、ノキアが2013年と2016年のポートフォリオ取引で取得した32件の特許をアップルが侵害したとして水曜日に提訴した訴訟の延長であると報じたが、詳細は明らかにしなかった。しかしロイター通信は、アナリストがアップルとの争いによってノキアが一部依存している特許使用料の支払いが遅れる可能性があると警告したことを受け、ノキアの株価が木曜日に約5%下落したことも報じた。
アップルは水曜日、ノキアと関係のある特許アグリゲーター9社に対し報復訴訟を起こし、同企業が「不公正かつ反競争的な特許主張」を使ってアップルや他のモバイル機器メーカーから「法外な利益を搾取し、ゆすろうとした」と非難した。
同社は、ノキアがモバイル部門をマイクロソフトに売却して以来、「特許トロール」に変貌したと非難した。特許情報アグリゲーターの一社であるアカシアは、10年間でアップルを42回も提訴している。
アップルとノキアは2009年と2010年に特許関連の法廷闘争を繰り広げたが、2011年にアップルが特許の相互ライセンス料を支払うことに同意して和解に達した。