ケイティ・マーサル
· 1分で読めます
DigiTimesによると、台湾エイサーの社長スコット・リン氏は、エイサーは技術的にはそのようなデバイスを開発できるものの、同社のビジネスモデルには適合しないと述べた。リン氏によると、iPadの強みは、現在14万種類以上のソフトウェアを提供しているiTunesとApp Storeとの連携にあるという。
「歴史的に見て、クローズドプラットフォームは規模が限られており、ニッチ市場に限定されるのが一般的だ」と報告書は述べている。「Appleは独自のニッチ市場を切り開くことでビジネスを構築してきた。つまり、iPadのようなデバイスでAppleが成功を収めることは可能だが、他の企業が単に模倣するだけではAppleの成果を再現するのは難しいだろうとリン氏は指摘した。」
Appleは、新しいiPad向けiBookstoreの導入により、オンラインストアの拡充を計画しています。iBookstoreはiBooksアプリケーションの一部として提供され、主要出版社のベストセラー書籍をiPadですぐにダウンロードして読むことができます。iBookstoreは、App StoreとiTunes Music Storeに加えて、新たにサービスとして提供されます。
エイサーはオンラインストアの構築経験がなく、その市場への参入計画もありませんが、より薄型・軽量なノートパソコンの開発を継続していく予定です。リン氏は、アップルのiPadが499ドルから販売されるにもかかわらず、ノートパソコン市場が影響を受けるとは考えていないと述べました。
リン氏は、エイサーは来年、従来のフルサイズノートパソコンが売上高の50~60%を占めると予想していると述べた。一方、超薄型ノートパソコンは20~30%を占めると予想されている。低価格で低消費電力のネットブックは、エイサーの事業の約20%を占めると予測されている。
2009年第4四半期、エイサーは世界第2位のPCメーカーとなり、世界売上高の12.5%を占めました。米国では、エイサーは第3位のPCメーカーでした。米国国内シェアは11.9%で、5位のアップル(7.4%)を上回っています。
DigiTimesの別の報道によると、コンピュータメーカーのMSIは、GoogleのAndroidモバイルOSをベースにしたiPadの競合製品「mPad」を開発中とのことだ。NVIDIAのTegraチップを搭載したこのタッチスクリーンタブレットは、「市場の需要が高まり次第」大量出荷される予定だと、MSIのジョセフ・スー会長は述べている。同社はまた、電子書籍リーダーの開発を棚上げする計画だ。