ソニー、アップル、マイクロソフトとブルーレイ交渉中

ソニー、アップル、マイクロソフトとブルーレイ交渉中

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ソニーは先月、高画質DVDフォーマット戦争に勝利し、現在ライバルであるアップル社およびマイクロソフト社と、両社の電子機器の将来世代に自社のブルーレイドライブを供給することについて協議を進めていると言われている。

マイクロソフトはこれまで東芝の HD DVD フォーマットを支持し、Xbox 360 に接続できる HD DVD ドライブを提供してきたが、アップルは比較的中立的な立場を保ち、自らの意志でこの争いが解決するのを辛抱強く待っている。

ファイナンシャル・タイムズ紙は、ソニー・エレクトロニクスの最高経営責任者(CEO)スタン・グラスゴー氏(最近、ソニーブランドのApple TVの競合製品を保証した同じ幹部)の発言を引用し、360にブルーレイを採用することについてマイクロソフトと協議中であり、これによりソニーPS3との競争力が増すと同時に、日本の電子機器メーカーの収益が増加するだろうと語っている。

「グラスゴー氏はメディア向け夕食会で、アップルとも協議中だと付け加えた。アップルはこれまで自社のコンピューターにブルーレイドライブを搭載しておらず、アップルTVなどのデバイスを通じたダウンロードやストリーミングによるデジタルメディアに注力している」と同紙は伝えた。

この報道は、先週金曜日のAppleInsiderの報道を裏付けるものとなり、同報道では、Appleとソニーが、AppleのMacBook Proノートブックシリーズの将来の世代向けのスロットローディング式Blu-rayドライブについて協議中であると指摘されていた。

事情に詳しいとされる人物によると、ソニーはCDメディアの読み書きが可能なBlu-rayコンボドライブを提供する準備は整っているものの、Blu-ray DVDメディアへの書き込みはできないとのことだ。一方、AppleはBlu-rayディスクへの書き込みも可能なSuperDriveの派生モデルにのみ関心を示しているとされている。

Appleが今年中にソニー製ドライブをMacプラットフォームの一部として提供することで合意に至った場合、BTO(受注生産)オプションとしてのみ提供される可能性が高い。ニューヨーク・タイムズ紙が報じているように、現在、ほとんどのモデルの価格は約399ドルとなっている。

しかしグラスゴー氏は、今年のホリデーショッピングシーズンまでに価格は299ドルまで下がり、来年には約200ドルまで下がるはずだと指摘した。