国連人権高等弁務官、サンバーナーディーノ訴訟でアップルを支持

国連人権高等弁務官、サンバーナーディーノ訴訟でアップルを支持

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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アップルは金曜日、サンバーナーディーノ銃乱射事件の犯人サイード・ファルークのiPhoneのロック解除をめぐるFBIとの法廷闘争で、国連人権高等弁務官のザイド・ラアド・アル・フセイン氏という形で、より多くの著名人の支持を得た。

「ある事件の暗号化に関する安全保障上の問題に対処するために、当局はパンドラの箱を開ける危険を冒しており、それは何百万人もの人々の人権、特に身体的・経済的安全に極めて有害な影響を及ぼす可能性がある」とアル・フセイン氏は公式声明で述べた。

コミッショナーは、iPhoneのセキュリティを損なうことなく調査を進める他の方法があると示唆し、特に法的前例が作られれば、犯罪者や悪意のある政府がプラットフォームの脆弱性を悪用する可能性があると懸念した。

「これは、権威主義体制や犯罪的ハッカーにとっての贈り物となる可能性がある」と彼は述べた。「他の国々では、当局が既に、グーグルやブラックベリーといったIT・通信企業に対し、顧客を大規模監視にさらすよう強制する一連の協調的な取り組みを行っている。」

アル・フセイン氏は、暗号化は人権活動家、ジャーナリスト、内部告発者、政治的反体制活動家にとって不可欠であり、FBIなどの組織がテロを防ぐためには暗号化を回避する必要があると述べているにもかかわらず、個人レベルだけでなく国家や国際安全保障というより大きな規模で人命が脅かされる可能性があるという事実に特に注目した。

木曜日、Appleは企業、セキュリティ専門家などから多くの法的支援を受けた。支援者の一人には、国連の表現の自由問題に関する特別報告者のデイビッド・ケイ氏もいた。

米国政府側にも支持者はいるものの、声明や書簡、法廷助言者による報告は、ファルーク氏の携帯電話のパスコード制限を回避するためのアップル社への命令が審査される3月22日の法廷審問に備えるアップル社にとって役立つはずだ。