アップル幹部がマレーシア首相と会談、研究開発投資やアプリ開発センターについて協議

アップル幹部がマレーシア首相と会談、研究開発投資やアプリ開発センターについて協議

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第2、第3市場への拡大を進める中、アップル幹部は最近マレーシアのナジブ・ラザク首相と会談し、研究開発やアプリ開発センターなど、同地域での潜在的な投資機会について話し合った。

ラザク首相の公式ブログへの投稿によると、首相はカリフォルニア州クパチーノにあるアップル本社を訪問し、同社COOのジェフ・ウィリアムズ氏と政府政策責任者のリサ・ジャクソン氏と面談して将来の投資について話し合ったという。シリコンバレーのツアーでは、ラザク首相はパロアルトにあるテスラの本社も訪れた。

マレーシアは、急成長市場への進出に熱心なテクノロジー企業の支持を得ようとしているようだ。こうした戦略には、多額の資本注入や経済活性化のための支援が含まれることが多い。ラザク氏は、上海と横浜に大規模な施設を構えるなど、アジア太平洋地域におけるアップルの既に強力なプレゼンスをさらに強化することになるR&Dセンターの誘致に尽力している。

ラザク氏はまた、アップルがアプリ開発センターを開設することで、マレーシアの若者の教育に貢献する可能性を示唆した。アップルは1月、イタリアのナポリに初のiOSアプリ開発センターを開設し、急速に成長するアプリエコシステムへの貢献に必要な実践的なスキルとトレーニングをヨーロッパの開発者に提供することを目的とした。当時、同社は他国にも同様のセンターを開設する計画があると発表していたが、詳細は明らかにしなかった。

アップルは最近の四半期決算報告で、2016年第1四半期に研究開発事業に24億ドル以上を費やしたと発表した。この金額には、施設建設費、保守、設備リソースなどの土地資産支出総額513億ドルが加算される。