ケイティ・マーサル
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ティム・クック氏は、アップルを継続的に経済的成功に導き、話題性のある新製品カテゴリーを導入し、利益よりも道徳を重視したことにより、経済専門紙ファイナンシャル・タイムズから「今年の人」に選ばれた。
ロンドンを拠点とする同誌は、アップルの株価が2月の年次株主総会以降50%上昇していることを指摘し、その際にクックCEOは、人権、再生可能エネルギー、障害者へのアクセシビリティといった問題よりも利益を重視する投資家に対し、「アップル株を手放す」よう警告した。
2014年に入ってから、Appleの価値はライバルであるGoogleの時価総額にほぼ匹敵するほど上昇しました。クック氏はApple PayとApple Watchの発表を指揮しただけでなく、経営陣の多様性を高め、サプライチェーンの透明性を高め、石油や再生不可能なエネルギーへの依存を減らし、紛争鉱物の使用を減らすなど、様々な取り組みを行ってきました。
最後に、クック氏は10月に公開書簡を発表し、「同性愛者であることを誇りに思う」と述べ、同性愛者の権利擁護を個人的に訴えました。クック氏はこれまで自身の性的指向について公に語っていませんでしたが、アップルのCEO在任中は、公然と平等を擁護してきました。
さらに、フィナンシャル・タイムズは、Appleが自社株買いと配当金の増加によって投資家へのキャッシュフローが増加していることにも注目しました。また、5月にはBeats Electronicsを30億ドルで買収し、9月にはiPhone 6とiPhone 6 Plusの大ヒット商品を発表しています。
クック氏は金融専門誌タイム誌から「パーソン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したが、アップルのCEOである同氏はタイム誌独自の賞では「エボラ出血熱と闘う人々」に敗れ、次点となった。クック氏は、アリババのジャック・マーCEO、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、ミズーリ州ファーガソンの抗議活動家、そしてポップスターのテイラー・スウィフトと共に、タイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」の最終候補8人の一人となった。