· 1分で読めます
元アップル社の上級ハードウェア役員ジョナサン・ルビンスタイン氏は先週、同社在職中に取得した約800万ドル相当のアップル株を現金化し、ちょっとした退職金を受け取った。
これらの株式はすべて、アップルの2003年従業員持株制度に基づきルービンスタイン氏が取得したものだ。提出書類によると、同氏は取引後も28,140株を保有している。
ルビンスタイン氏は今年3月に退職する2年足らず前に、アップルのiPod部門の責任者に昇進した。それ以前は、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社のMacハードウェアエンジニアリング事業全体を統括していた。
同僚から「ルビー」と呼ばれることも多いルビンスタイン氏は、1996年にMacメーカーであるAppleがNeXT社を買収した際に、スティーブ・ジョブズ氏とともにApple社に入社した。同氏は、同社の収益性と高い評価を取り戻す原動力となったハードウェアエンジニアリングの取り組みに大きく貢献した。
ルビンスタイン氏の「天才」ぶりは、最終的に彼をアップルのエリート「トップ5」の一人に押し上げた。引退後も彼は同社で半ば積極的な役割を担い続けており、先月にはコンサルティング契約を締結し、2007年4月までコンサルティングサービスを提供することで合意した。