Apple、セキュリティアップデートでmacOS High Sierraのファイル共有機能が停止した後の修正方法を説明

Apple、セキュリティアップデートでmacOS High Sierraのファイル共有機能が停止した後の修正方法を説明

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本日のmacOS High Sierraセキュリティアップデートでは重大なルートユーザーバグが修正されましたが、Macユーザーが認証したりMac上のファイル共有に接続したりできなくなる問題が発生しました。

Appleのサポートページに掲載された文書で簡単に説明されているように、この問題は本日のセキュリティアップデートをダウンロードしてインストールしたmacOS High Sierraユーザーの一部にのみ影響するようです。

ファイル共有バグの影響を受けた人数は不明ですが、認証失敗の原因はシステムライブラリのエラーにあるようです。影響を受けたユーザーはソーシャルメディアで問題を報告し、ターミナルで簡単な手順を実行することですぐに解決しました。

Apple のサポート ドキュメントに記載されているように、ファイル共有の問題が発生するユーザーは、次の操作を行う必要があります。

1. アプリケーション フォルダのユーティリティ フォルダにあるターミナル アプリを開きます。

2. 入力しsudo /usr/libexec/configureLocalKDCてReturnキーを押します。

3. 管理者パスワードを入力し、Return キーを押します。

4. ターミナル アプリを終了します。

Apple が最近発見されたルートアクセスのバグの修正で 2 つ目の問題をもたらしたことは残念ですが、この解決策は Mac の安全を確保するために支払うべき小さな代償です。

火曜日、研究者らはmacOS High Sierraの脆弱性を公開しました。この脆弱性により、誰でもパスワードなしでMacの「ルート」システム管理者としてログインできるようになります。同じ手法を用いることで、悪意のあるユーザーはmacOSのロック画面を回避し、場合によっては、特定の画面共有、リモートアクセス、またはVNCセッションが有効になっているMacのルート権限をリモートから取得することも可能です。

Appleは、セキュリティホールがメディアで報じられてからわずか数時間後に修正を約束しました。同社は本日早朝、セキュリティアップデート2017-001としてパッチを配信し、Mac App Storeから入手できるようになりました。