アップルとインテル、「連続迷惑訴訟」阻止のため訴訟を起こす

アップルとインテル、「連続迷惑訴訟」阻止のため訴訟を起こす

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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テクノロジー企業2社、アップルとインテルは共同でフォートレス・インベストメント・グループを相手取り訴訟を起こし、同組織が訴訟に使用するために特許を蓄積していることは独占禁止法に違反していると主張した。

アップルとインテルは共同で、ソフトバンク傘下のフォートレス・インベストメント・グループに対し、度重なる特許訴訟が米国の独占禁止法に違反していると主張して訴訟を起こした。

ロイターが入手した訴状の中でアップルは、「これらの団体による度重なる迷惑訴訟に対応するため、訴訟費用やイノベーションに充てるべき資源の流用という形で、アップルは経済的損害を被った」と述べている。

伝えられるところによると、AppleはFortress社とUniloc USA、Uniloc Luxembourgなどの関連企業が少なくとも25件の訴訟を起こしたと主張している。

「(ユニロックUSAとユニロック・ルクセンブルクは)アップル製品1個あたり1.41ドルから2.75ドルの損害賠償を受ける権利があると考えていることを明らかにしており、損害賠償の総額は3億7500万ドルから7億3200万ドルの範囲となる」とアップルは述べた。

「ユニット当たりの損害賠償請求額の見かけ上の正確さは見せかけに過ぎない」とAppleは続ける。「Uniloc USAとUniloc Luxembourgは、Appleが特許訴訟でSamsungに請求した金額をそのまま採用しただけだ。」

インテルもフォートレスもコメントを出していない。しかし、インテルは10月にフォートレスに対して同様の訴訟を起こしていたが、今回の訴訟でアップルに加わるため、訴訟を取り下げた。

しかしながら、Fortress 社は以前の Intel 社の訴訟には応じていました。

「当社は自社の事業慣行と法的立場に自信を持っており、この訴訟には根拠がないと考えている」とフォートレスの広報担当者はロイター通信に語った。

フォートレスのユニロック社は9月に、デバイスのソフトウェアをアップグレードするシステムに関する特許侵害の疑いでアップル社を提訴した。