ロジャー・フィンガス
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調査会社によれば、世界のスマートフォン市場におけるアップルのシェアは、第4四半期に前年同期比で11.3%から10.1%に低下したが、これは主に中国メーカーと韓国のサムスンの業績好調によるものだという。
カウンターポイント・リサーチが水曜日に発表したレポートによると、サムスンのシェアは19.6%から21.3%に上昇し、市場リーダーの座を維持した。一方、2位のファーウェイは14.9%から15.8%に上昇した。シャオミは8.8%から9%に、ビボは7.3%から7.5%に、レノボは2.5%から2.6%にそれぞれシェアを伸ばした。
LGも減少に転じ、前年比2.7%減から2.2%減となった。業界全体のスマートフォン出荷台数は1.2%減の3億6000万台となった。
Appleは第3四半期に3,640万台のiPhoneを出荷したと推定されており、これは2018年の4,130万台から減少している。Appleが発表したiPhone売上高259億8,600万ドルに基づくと、同社の平均販売価格(ASP)は約713.90ドルとなる。カウンターポイントのデータが正確であれば、ASPは前年同期の713.56ドルからわずかに上昇することになる。
「スマートフォン市場の減速は主に中国によるもので、ここ2年間は減少が続いている」とカウンターポイントは述べている。「中国は世界のスマートフォン出荷台数の4分の1以上を占めており、当四半期は前年同期比9%減少した。当四半期の米中貿易摩擦の激化は、スマートフォン市場の不確実性をさらに高めている。」
同社は、出荷数と売上高はともに減少しているものの、iPhoneの販売傾向は改善しているとのApple CEOティム・クック氏の見解を支持した。
「アップルの自社株買いプログラムやその他のマーケティング活動は、保有期間の延長を抑制している」とコメントした。「しかし、今後数四半期は5Gが普及しないため、保有期間が再び延長される可能性がある。」
カウンターポイント社の数字は、最低29ドルという非常に低価格なモデルも含めたスマートフォン市場全体の数字です。
2019年モデルのiPhoneは5Gに対応せず、2020年モデルでのサポートとなる見込みです。Appleが設計した5Gモデムを搭載したデバイスは早ければ2021年に発売される可能性がありますが、サムスンなどの競合メーカーはすでに5G対応ハードウェアを発売しています。