UBSは、Appleの低価格モデルが牽引役となり、ホリデーシーズンのiPhone販売が過去最高の7500万台に達すると予測している。

UBSは、Appleの低価格モデルが牽引役となり、ホリデーシーズンのiPhone販売が過去最高の7500万台に達すると予測している。

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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投資会社UBSは、新たな市場調査に基づき、Apple社が終了しつつある12月四半期に記録的な数のiPhoneを販売したが、前年と比較するとApple社の高級モデルを選ぶ顧客は減少したと考えている。

UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏は水曜日、コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズの最新データを引用し、iPhoneの平均販売価格が前四半期で662ドルになったと予測した。もしこれが事実であれば、前年同期の687ドルから下落することになる。

ミルノビッチ氏がこの推計に至ったのは、CIRPの調査で12月の米国におけるiPhone販売台数の67%がAppleの最新フラッグシップモデルであるiPhone 6sとiPhone 6s Plusだったことが分かった後のことだ。これは、2014年12月期の顧客の75%が当時のフラッグシップモデルであるiPhone 6とiPhone 6 Plusを購入していたのと比べて減少している。

CIRPのデータは、iPhoneの需要自体は減速していないものの、顧客にとって魅力的なモデルの構成が変化したことを示唆している。もしAppleがUBSの予測である7,500万台を達成すれば、前年同期の7,450万台を上回り、史上最高記録を更新することになる。

ミルノビッチ氏は、アップルの2015年12月期決算が短期的には株価を押し上げるとは考えていない。しかし同時に、投資家はアップルの長期的な見通しに対して過度に悲観的になっているとも確信している。

「したがって、われわれは短期的な損失を受け入れ、堅実なフランチャイズを考慮して買い推奨を維持する傾向がある」と同氏は記し、12カ月後の目標価格を130ドルに維持した。