サム・オリバー
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フォックスコン・エレクトロニクスは特定の顧客についてのコメントは控えたものの、短期的には部品不足はないと強調し、日本の地震により業界全体で部品不足が生じたにもかかわらず、顧客の製品の製造に使用される部品のバックアップサプライヤーをすでに用意していると付け加えたと報じられている。
DigiTimesは、たとえ部品供給が不足したとしても、Foxconnの供給リソース確保能力は競合他社よりもはるかに優れていると、匿名の同社関係者の発言を引用して報じている。また、「市場ウォッチャー」は、Foxconnには「IT企業は通常、安全のために一定量の在庫を保有しているため、まだ2~3週間分の部品在庫が残っているはずだ」と指摘している。
iPhoneとiPadのメーカーであるAppleは、部品供給子会社の在庫状況を調査し、Appleなどの顧客に報告すると同時に、代替計画も実行していると、同じ市場関係者が指摘した。これらの計画には、「二次サプライヤーへの発注量を増やし、他の供給元や代替部品を探す」ことが含まれていると報じられている。
同じ関係者は、日本の電力供給制限政策と放射能汚染が1ヶ月以内に解決され、影響を受けた工場の稼働が再開されれば、フォックスコンや同社が供給する電子機器メーカーに大きな打撃を与えることはないだろうとの確信を表明した。しかし、日本の問題が悪化すれば、世界中のあらゆる産業が影響を受けるだろうと付け加えた。
最近の iSuppli の報告を信じるならば、Apple と Foxconn が最も懸念しているのは、日本から調達された iPad 2 の特定の 5 つのコンポーネントである可能性がある。このうち 3 つは、地域外に拠点を置くコンポーネントメーカーによって独占的に供給されていると考えられている。その 3 つは、電子コンパス、タッチスクリーン オーバーレイ ガラス、およびバッテリーである。
パイパー・ジャフレーの以前の報告では、少なくとも2社の日本のアップル部品サプライヤーの閉鎖により、6月四半期にかけてiPad 2だけでなくiPhone 4も品薄になる可能性が高いと指摘されていた。