マイク・ピーターソン
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クレジット: アンドリュー・オハラ、AppleInsider
投資銀行のゴールドマン・サックスは、第3四半期の米国におけるiPhone出荷が堅調だったことと第9四半期の生産予測が好調なことから、Appleが第4四半期に好業績を報告し、第5四半期も好業績を予想すると予想している。
AppleInsiderが入手した投資家向けメモの中で、ゴールドマン・サックスの主任アナリスト、ロッド・ホール氏は、米国の経済再開の環境が、2021年初頭の中国での出荷急増に似たiPhone需要の「短期的な脈動」を引き起こした可能性があると考えている。
ホール氏は、米国におけるiPhoneの好調に加え、Appleが火曜日のアナリスト向け決算説明会で9月四半期の業績見通しをより力強く発表するだろうと見ている。これは、同四半期のiPhone生産台数が好調であることと、「iPadの売上が相当に積み上がっている」ことが理由だ。
ホール氏は、米国におけるiPhoneの好調も中国での不振を相殺する可能性が高いと付け加えた。中国政府発表の4-6月期販売データによると、2021年に入ってからの携帯電話出荷台数は前年同期比で27%減少している。
「今年後半のiPhone需要予測については引き続き慎重な姿勢を維持しているが、来週発表されるAppleのレポートでは主に良いニュースが発表されると期待している」とアナリストは記した。
ホール氏の見解では、iPhone 12の発売が例年より遅れたため、第4四半期から9月までの売上高比較はAppleにとってそれほど厳しいものにはならないだろう。また、同アナリストは、Appleが9月四半期に向けて、主にiPadに関連する30億ドルから40億ドルの未処理売上高を計上したと考えている。
7月27日の決算説明会で、ホール氏は、アップルのティム・クックCEOとルカ・マエストリCFOから、デルタCOVID変異株が同社の社内業務にどのような影響を与えているか、また、App Tracking Transparencyの開始がモバイルApp Storeの広告収入にどのような影響を与えているかについて詳しい話を聞きたいと述べている。
アナリストは、Appleが4-6月期の売上高を725億ドル、粗利益率を42.1%、1株当たり利益を0.99ドルと予想している。売上高予想はコンセンサス予想の727億ドルをわずかに下回るものの、1株当たり利益はコンセンサス予想と同じとなっている。
ホール氏は、第4四半期について、アップルが売上高831億ドル、EPS1.12ドルを報告する可能性があると予測している。
ゴールドマン・サックスのアナリストであるホール氏は、アップルの12ヶ月目標株価を130ドルに据え置いている。これは、ホール氏の予想1株当たり利益(EPS)に27倍を乗じたものだ。これまで、ホール氏はアップルのアナリストの中で最も低い目標株価を設定してきた。