インドはアップルの「輸出拠点」となるための動きを見せていない

インドはアップルの「輸出拠点」となるための動きを見せていない

マイク・ピーターソンのプロフィール写真マイク・ピーターソン

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クレジット: アンドリュー・オハラ、AppleInsider

インド政府は、国内メーカーへの利益を増やしているにもかかわらず、iPhoneなどのApple製品の輸出拠点としてインドを位置付ける提案を一切行っていない。

AppleはすでにiPhone 11を含む一連の製品をインドで製造している。中国への依存を減らすためにインドでの生産拠点を拡大しているとの報道はあるが、インド国内でのサプライチェーンの確立に苦労している。

インドのピユーシュ・ゴヤル商工相は水曜日、議会でアップルとの投資に関する会合や提案は一切行われていないと語ったとエコノミック・タイムズが報じた。

商務大臣は、インドをアップル製品の「輸出拠点」として確立するために何が役立ったかという質問に対し、このように述べた。現在、アップルにとってアジアにおける主要な輸出拠点は中国である。

ゴヤル氏は別の場で、インドは過去6年間に3583億ドル相当の外国投資を受けたと述べたが、「メイク・イン・インディアによる総投資額に関するデータは中央で管理されていない」と付け加えた。

大臣の発言は、アップルが支援する供給企業であるフォックスコン、ウィストロン、ペガトロンが、インド国内のスマートフォン生産を促進することを目的とした66億ドルの経済対策の恩恵を受けると予想されているというニュースに直後に出たものだ。

インドでの供給能力の強化は、アップルが製造拠点を多様化し、中国との将来の貿易紛争を乗り切るのに役立つ可能性がある。

AppleはiPhone SEと未発売の「iPhone 12」モデルの両方をインドで現地生産する計画で、後者は2021年半ばまでに発売されると予想されているとの報道がある。