マイキー・キャンベル
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継続中のアップル対サムスンの法廷闘争を担当するカリフォルニア州連邦判事は火曜日、この訴訟の2度目の損害賠償再審の開始日を2016年3月か4月に定めた。この再審により、サムスンはアップルの特許を侵害したことで負っている5億4800万ドルの一部を支払うことになるかもしれない。
米国連邦地方裁判所のルーシー・コー判事は、事件管理命令の中で、連邦巡回控訴裁判所から正式な命令を受け、再審手続きを進めると述べた。先月、連邦巡回控訴裁判所(CAFC)は、サムスンが申し立てた、同社に3億9900万ドルの損害賠償を課した前回の判決について、大法廷による再審理を求める申し立てを却下し、事件を地方裁判所に差し戻した。
MLexのマイク・スウィフト記者は本日早朝、コー判事の命令について言及した。
コー判事は、今後の再審において両当事者に新たな主張を認めず、迅速な結論を導き出そうとしているようだ。現状では、この再審では、アップルの特許6件を侵害したとされる、既に製造中止となっているサムスン製品5件について、正確な損害額が算定される。2013年の部分的再審と比べて審理範囲が限定されていることから、コー判事は冒頭陳述と最終弁論を含む審理手続きに7日間の猶予を与えている。
今回の再審は、当初サムスンに10億5000万ドルの賠償を課したアップル対サムスン訴訟における3度目の陪審裁判となる。また、両社のより広範な特許訴訟の一環として、コー判事の裁判所で提起される4度目の陪審裁判となる。その後の再審と、サムスンが勝訴したカリフォルニア州連邦控訴裁判所(CAFC)の判決により、アップルの賠償額は5億4800万ドルに減額された。
先週、両当事者は、アップルによる部分的最終判決の請求や、特許無効の認定を理由とするサムスンによる審理手続きの停止申立てなど、一連の書類を提出した。サムスンが先週、アップルの提案に異議を申し立てたことを受け、4日間で5度目の申し立てとなったが、コー判事は両当事者による弁論要旨の提出を禁止した。
CAFCの命令を受け、コー判事はアップルに対し、サムスンの先の異議申立てと法的判断を求める申立てに対し、それぞれ9月8日までと9月9日までに回答書を提出するよう命じた。判事は命令の中で、アップルの提出能力には依然として限界があることを改めて指摘した。
アップルとサムスンは、9月16日にサンノゼ裁判所で事件管理会議を開く前に、9月11日までに共同事件管理声明書を提出する必要がある。