アップルのサーバーをハッキングした罪で起訴されたオーストラリアの10代の少年に判決が下される

アップルのサーバーをハッキングした罪で起訴されたオーストラリアの10代の少年に判決が下される

スティーブン・シルバーのプロフィール写真スティーブン・シルバー

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当時16歳だったこの少年は、アップルのシステムから約1テラバイトの情報を持ち出した罪を認めており、9月27日に判決が言い渡される予定だ。

ブルームバーグニュースによると、被告人は2つの罪で起訴されており、1つは最高で懲役2年、もう1つは1年の刑となる。

メルボルン出身の被告人は犯行当時未成年だったため、氏名は公表されていない。

8月中旬に最初に報じられたように、いつか同社で働くことを夢見ていたアップルファンとされるこのハッカーは、認証キーを使ってファイルをダウンロードし、「ハッキー ハック ハック」と名付けたフォルダに保存した。

報道によると、ハッキングは2年以上にわたって行われ、被告と共犯者は「プライバシーと商業の両面で機密性の高い大量のデータを改変・複製」したという。Appleは侵入を発見し、FBIに通報。FBIはオーストラリアの法執行機関に報告した。

Appleはその後すぐに、顧客データへの不正アクセスはなかったと発表した。「今回のケースでは、当社のチームが不正アクセスを発見し、封じ込め、法執行機関に報告しました」と、同社は当時の声明で述べている。

検察官は、ハッカーとその共犯者は「商業的に無関心であったわけではない」と述べたが、被告のハッカーが自身の犯罪を公表しようとしなかったことも指摘した。実際、被告が8月に有罪を認めるまで、この件はメディアでは全く報じられていなかった。