アップルの取締役会は来週、空席問題について協議する予定

アップルの取締役会は来週、空席問題について協議する予定

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

· 1分で読めます

Google幹部のエリック・シュミット氏がAppleの取締役会を去ったことを受けて、同社の統治機関は後任を検討するため来週火曜日に招集されると報じられている。

このニュースは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の取材に対し、事情に詳しい情報筋から伝えられた。取締役会は通常年に4回しか開催されないが、今回は臨時の会合となる。

シュミット氏は最近、アップルの取締役を辞任した。同社の取締役は、Androidでスマートフォン市場に進出し、近々Chrome OSでPC OS市場に参入する予定であることから、利益相反を理由に辞任した。両社におけるシュミット氏の関与は、既に連邦取引委員会(FTC)の調査対象となっており、ジェネンテックの元CEOであるアーサー・レビンソン氏も両社の取締役を務めているため、調査は現在も継続中となっている。

Google CEOの退任以来、誰が後任になるのかという憶測が飛び交っている。WSJ報道にもあるように、多くの人がAppleの最高執行責任者(COO)ティム・クック氏を候補に挙げている。クック氏は2005年10月からその職を務めている。

シュミット氏の退任後、グーグルとアップルは互いの従業員を引き抜かないという合意を交わしていたことが明らかになり、これが米司法省による独占禁止法調査のきっかけとなった可能性がある。

シュミット氏は辞任前に既に、iPhone計画に関する取締役会への出席を辞退せざるを得なかった。その多くは、Googleが自社のAndroidモバイルOSのプロモーション活動と衝突する恐れがあったためだ。同氏は両社が同じ市場を占有していないと断固として主張していたが、FTC(連邦取引委員会)はAppleとGoogleの提携が不公正な協力による独占禁止法違反の疑いがあるとして、依然として調査を続けている。

ここ数週間、GoogleとAppleの間の緊張が高まっています。AppleはGoogle Voiceアプリと、この無料サービスを利用するサードパーティ製ソフトウェアをApp Storeから排除したのです。この件はその後、FCC(連邦通信委員会)による調査のきっかけとなりました。