ケイティ・マーサル
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Appleは2件の新たな訴訟を起こされた。1件は、タッチスクリーン端末のロック解除版を永久に無効にしたとして独占禁止法違反で同社を訴えるもので、もう1件は、同社が他の数社のテクノロジー大手やアダルトメディア出版社とともにDRM関連の特許を侵害したと訴えるものだ。
カリフォルニア州在住のティモシー・スミス氏は金曜日、アップルに対し集団訴訟を起こし、同社がiPhone消費者に対しAT&T経由以外の携帯電話サービスの使用および購入を禁止することで同州のカートライト法に違反していると主張した。
正式な訴状は、まだ金銭的損害賠償を求めていないものの、裁判所に対し、Appleがソフトウェアロックをかけた状態でiPhoneを販売することを差し止める仮差し止め命令を発令するよう求めている。また、Appleがロック解除済みのiPhoneユーザーへの保証サービスを拒否すること、およびiPhoneユーザーにAT&T経由で電話サービスを受けることを義務付けることを差し止めるよう求めている。
DRM特許侵害訴訟
一方、AppleInsiderは、金曜日に、デジタルメディア大手のMicrosoft、Blockbuster、Sony、Macrovision、そしてアダルトコンテンツプロバイダーのPlayboyとHustlerとともに、Appleも新たな特許侵害訴訟の対象に挙げられたことを知った。
特許訴訟に寛容なテキサス州タイラー地区に提出された11ページの訴状は、両社が2002年5月にDigital Reg of Texas, LLCに交付された「デジタルコンテンツへのアクセス規制」に関する米国特許番号6389541を侵害したとして訴えている。
「情報と確信に基づき、Appleは、本地区および米国の他の地域において、DRM技術を組み込んだデジタルコンテンツを作成、使用、提供、販売の申し出、および販売(直接または仲介者を通じて)することにより、特許を侵害しており、現在も侵害し続けている」と訴状は主張している。「Appleは、iTunes Music StoreおよびiTunes Wi-Fi Music Storeを通じてこれらのコンテンツを提供している。さらに、AppleはiTunes Playerを通じて、DRM技術を組み込んだデジタルコンテンツへのアクセスと再生を制御可能にしている。また、FairPlay Platformを通じて、デジタルコンテンツへのアクセスを制御可能にしている。」
Digital Regは、各被告の侵害による損害賠償、各社によるさらなる侵害を禁じる恒久的な差し止め命令、弁護士費用、そして各社の「故意かつ計画的な」行為の結果として裁判所が適切と判断した賠償額の「最大3倍」までの増額賠償を求めている。
Digital Regは陪審員による裁判を要求している。