より手頃な価格のiPhoneが、2014年に低価格帯市場でAppleの11%のシェアを奪うと予測

より手頃な価格のiPhoneが、2014年に低価格帯市場でAppleの11%のシェアを奪うと予測

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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業界アナリストの一人は、契約不要の300ドルの新型iPhoneは、発売初年度だけで低価格帯スマートフォン市場の10%以上を簡単に獲得できると考えている。

パイパー・ジャフレーのジーン・マンスター氏は火曜日、アップルが2014年暦年に低価格帯スマートフォン市場の11%を独占することは「達成可能」だと述べた。同氏はアップルが早ければ今年9月にも300ドルのiPhoneを発売すると予想している。

Apple の現在の iPhone ラインナップ。

彼の推定を概観すると、Appleは現在、既存のiPhoneラインナップでハイエンドスマートフォン市場の42%を支配している。市場関係者は、Appleが今年、現在競合していない市場セグメントに参入するため、より低価格な新型iPhoneを発売すると広く予想している。

マンスター氏は、アップルが300ドルのiPhoneで30%の粗利益率を達成できると見ている。これは、既存のiPhoneモデルの粗利益率推定55%よりも低い。現行モデルの平均販売価格は620ドルだが、通常は通信事業者との契約による補助金で相殺されている。パイパー・ジャフレーは火曜日、AAPLの目標株価を767ドルから688ドルに引き下げた。

彼の「最悪のケース」の予測では、低価格帯のiPhoneが既存のiPhoneの売上の約30%を食いつぶすことになる。もしそうなれば、同社の粗利益率は2012年12月期の38.6%から2014暦年には36.6%に低下すると彼は見ている。

より短期的な見通しとしては、マンスター氏は、Appleの6月売上高がウォール街の予想を下回り、340億ドルから360億ドルになると予想している。現在、投資家は4-6月期の売上高について、平均396億ドルのガイダンスを予想している。

彼はまた、アップルが来週発表する3月期決算で四半期配当を増額すると予想している。同社は4月23日(火)に決算を発表する予定だ。

パイパー・ジャフレーは、AAPL株の投資判断を「オーバーウェイト」に据え置いた。同社は火曜日に目標株価を767ドルから688ドルに引き下げた。