ロジャー・フィンガス
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Google は I/O 開発者会議の初日に、Inbox を誰でも利用できるようにすること、Cardboard 仮想現実テクノロジをプラットフォームに導入すること、マップと Places API の iOS バージョンの更新を発表することなど、一連の iOS 関連の発表を行いました。
Google 受信トレイ
簡易メールクライアントのバージョン1.3がApp Storeから無料でダウンロードできるようになりました。以前は、このアプリの利用を希望するユーザーは招待制を経由する必要がありました。
Googleは、旅行関連のメールを自動的にまとめ、重要な情報をハイライト表示する「Trip Bundles」など、いくつかの新機能も追加しました。「送信取り消し」オプションを使用すると、送信後数秒以内であればメッセージを取り消すことができます。また、Google Keepで作成したリマインダーも受信トレイに表示されます。2つの新しい設定オプションでは、「スワイプして削除」ジェスチャーを有効にしたり、署名を作成したりできます。
Inbox は無料で、iOS 7.0 以降を搭載したあらゆるデバイスで動作します。
iOS 版 Google Cardboard
Cardboardは以前からiPhoneアプリの非公式サポートを提供していましたが、Googleは本日、Cardboard SDKにiOSを追加し、iPhone開発者がVRオプションをより簡単に実装できるようにしました。対応アプリが動作していれば、iPhoneをCardboard対応ビューワーに挿入するだけで使用できます。
Googleは、刷新された公式ビューアーのデザインも発表しました。3ステップで組み立てられ、新しいボタンが追加され、最大6インチの画面を持つデバイス(iPhone 6 Plusなど)に対応しています。Cardboardを試してみたい方は、ビューアーの作り方の説明書をダウンロードするか、組み立て済みのサードパーティ製ユニットを購入することもできます。
Google マップとプレイス API
iOS向けPlaces APIが、3月にベータ版として公開され、ついに最終版として公開されました。このコードにより、開発者はGoogleのPOIデータベースにアクセスできるようになります。これにより、アプリによる位置情報の特定、POIの検索、電話番号やWebアドレスなどのビジネス情報の取得などが容易になります。
API の実装に取り組んでいる開発者の 1 つに、ライドシェア サービスの Lyft があります。同社は、Google サービスを使用して乗車地点と降車地点をマークするアップデートを作成しています。
一方、Googleはマップのアップデートを準備しており、オフライン検索モードやオフラインでのターンバイターンナビゲーション機能も搭載する予定です。これらの新機能は2015年後半にリリースされる予定です。