ケイティ・マーサル
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MacクローンメーカーのPsystarは、Apple社から起こされた訴訟で重要な情報を隠していたとの非難に対し反論し、存在しない、あるいはもはや必要のない文書の捏造を求められていると主張した。
フロリダ州のPC組立メーカーであるPsystarは、月次、四半期、年次の財務諸表を一切作成していないと主張し、早期資金調達を目的とした財務予測の草稿が存在するというAppleの主張を否定している。投資を行ったベンチャーキャピタリスト向けに最終文書は作成されたものの、Psystarは作業中の文書の長期バックアップを一切作成していないと主張している。弁護団によると、Psystarの最高経営責任者であるルディ・ペドラザ氏は既にこの発言を行った記録が残っているという。
さらに同社は、Appleからの要請があればいつでも明細書、請求書、その他の書類を提出しており、それらは入手可能だったと反論している。しかし、Psystarが現在のオフィスに移転した際に「一部の書類」が紛失したと付け加えており、それがどのような書類であったかは明らかにしていない。また、同社はAppleよりも効率的であると自負しており、電子文書から紙のコピーを作成する必要がない限りは行わないとしている。
したがって、クローン設計者は、連邦規則に従うためにできる限りのことをしたと述べ、Psystar が法律の文言に従おうとしているにもかかわらず、Apple が法廷から追い出そうとしているとさえ示唆している。
「Appleとは異なり、Psystarは限られたリソースしか持たない小規模なスタートアップ企業です」と回答書簡には記されている。「Appleの証拠開示戦略により、Psystarは多くのリソースを訴訟に集中させてきました…Appleが文書の存在を望んでいるからといって、それが実現するわけではありません。」
新興企業は、反論を提出することで、証拠開示段階を生き残るためだけでも生き残りをかけた戦いを強いられている。証拠開示段階では、11月に開始予定の正式裁判に先立ち、両当事者が法的に認められる証拠を可能な限り収集する必要がある。Appleによる妨害行為の主張が認められれば、Psystarが法廷で主張を述べる機会を得る前に、Psystarの弁護が頓挫する可能性がある。