ニール・ヒューズ
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アナリストのミンチー・クオ氏によると、iPhone Xの大量生産は発売前に特にゴールドモデルで大きな課題に直面しており、新技術によりAppleは1日当たりの生産台数を1万台未満に制限されるという。
KGI証券のクオ氏は月曜日に投資家向けのメモを発表し、そのコピーをAppleInsiderが入手し、iPhone Xは「しばらくの間、深刻な品不足が続くだろう」と警告した。
一般的な製造上の問題に加え、新しい「ブラッシュ」ゴールドカラーも製造において特有の問題に直面するだろうと彼は考えている。ゴールドのiPhone Xは発売当初は極めて少量しか販売されず、ブラックとホワイトのオプションで提供される予定の他のモデルよりも発売時期が遅れる可能性もあると、彼は述べた。
しかし、クオ氏は、出荷の遅延がAppleの株価やサプライヤーの株価に与える影響は限定的だと述べた。簡単に言えば、Appleは出荷時期が遅れるだけで、これまでと同じ数のiPhoneを販売することになる。
クオ氏にとって、火曜日のAppleのイベントを前にした最大の疑問は、新しい顔認識技術が消費者の心を掴むことができるかどうかだ。具体的には、新しいFace ID機能がTouch IDにどれほど取って代わるのか、という点だ。
「アップルは、スムーズに動作し、使いやすく、安全な機能をデモすることで消費者の支持を獲得する必要がある」とクオ氏は語った。
OLED搭載のiPhone Xへの期待が高まる中、3Dセンシングの前面カメラに対する市場の反応が、Appleの株価の動向を左右する「大きな要因」になるだろうと同氏は述べた。
「メディアイベント後の市場の評価が分かれば、消費者がOLED搭載iPhoneに満足するかどうかは出荷が始まるまで待たなければならないだろう」と同氏は語った。
月曜日の報道では、iPhone Xの発売時期については何も示唆されていない。液晶画面搭載のiPhone 8とiPhone 8 Plusは来週の金曜日、9月22日に消費者の手に渡ると予想されているが、前述の生産上の問題によりiPhone Xの発売は後日になる可能性もある。
直前のリークによってサプライズはすっかり台無しになってしまったようだが、火曜日にアップルがカリフォルニア州クパチーノのスティーブ・ジョブズ・シアターでイベントを開催し、すべてが明らかになる。iPhone XとiPhone 8のほかにも、同社はLTE対応の新しいApple Watchや、ハイダイナミックレンジカラーで4K解像度のコンテンツをストリーミングできるApple TVも発表すると予想されている。
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