AppleInsiderスタッフ
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以前は、高ビットレートの楽曲を低ビットレートの128kbpsにダウンコンバートするオプションがありました。これにより、ファイルサイズが小さくなり、音質も低下するため、ポータブルデバイスの容量を節約し、より多くの音楽やファイルを保存できるようになりました。
しかし、iTunesの以前のバージョンでは、オーディオ品質をダウングレードする際のオプションは128kbpsのみでした。Appleは先週、iTunes 10.6のリリースでこの設定を変更し、ユーザーに2つの新しいオプションを提供しました。
現在、最新バージョンの iTunes では、ユーザーはオーディオを 192kbps または 256kbps の品質レベルにダウンコンバートすることも選択でき、音楽をモバイル デバイスに同期するときに合計 3 つのビットレート オプションを利用できるようになります。
iTunesで購入した楽曲は256kbpsでエンコードされますが、CDを自分でリッピングするユーザーは、より高品質な320kbpsでエンコードするかもしれません。この新しい設定により、モバイルデバイスに同期する際に、MacやPCに保存されている高品質な320kbpsのコピーを保持したまま、ファイルの音質を256kbpsにわずかに下げるオプションが提供されます。
256kbps AACファイルでエンコードされた音楽は、2007年にAppleのiTunes PlusのリリースとともにiTunes Storeに初めて登場しました。これは、Appleがオリジナルの録音と実質的に区別がつかないと主張している、より高音質なビットレートでエンコードされたDRMフリーの音楽トラックのデビューとなりました。
今年初め、伝説のロックアーティスト、ニール・ヤングは、Appleと共同で、iTunesからのデジタル音楽ダウンロードにおいて、スタジオ品質の妥協のないサウンドを提供する新しい超高精細音楽フォーマットの開発に取り組んでいることを示唆しました。また、2011年初頭には、AppleがiTunesで現在の16ビット品質から24ビット品質の音楽を提供することに関心を示しているという兆候もありました。
2月には、AppleがiCloudサービスの改善に向け、新しいオーディオファイル形式を開発中だという噂が流れました。この新しいファイルは、iPhoneなどのモバイルデバイスへの音楽ストリーミングの音質を向上させるだけでなく、ユーザーのデバイスで利用可能な帯域幅やストレージ容量に余裕がある場合でも、HDコピーの音質を向上させると噂されています。