ウィリアム・ギャラガー
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GoogleはiPhoneのデフォルトの検索エンジンとしてAppleに金銭を支払う
グーグルの反トラスト裁判ではアップルの社内プレゼンテーションのスライドが示され、顧客のプライバシーに対する両社の非常に異なるアプローチが対比された。
司法省(DOJ)によるGoogleに対する反トラスト法裁判が続く中、GoogleがiPhoneのデフォルト検索エンジンとして契約を結んだことが焦点となっている。Appleのエディ・キュー氏は、その理由について「Googleが常に最善だと考えていた」と証言した。
しかし今、AppleはGoogleをあらゆる面で同じように気に入っていたわけではないようだ。法廷では、Appleが2013年に発表した、業界全体でプライバシーがどのように利用され、あるいは悪用されているかを検証したプレゼンテーションのスライドが提示された。
これは社内向けのプレゼンテーションだったので、Appleは手加減する必要はなかった
これらのスライドはエディ・キュー氏からティム・クック氏とフィル・シラー氏にメールで送られたもので、Androidオペレーティングシステムについて率直に述べたスライドが1枚含まれていた。「Androidは巨大な追跡デバイスだ」と書かれていた。
Apple がこのスライドに書いたのはこれだけだが、プレゼンテーション資料の残りの部分ではさらに詳しい内容が述べられており、Google の Eric Schmidt 氏の言葉も引用されている。
Androidに対する批判は、このタイムラインも含まれた全体的なプライバシーのプレゼンテーションで行われている。
「グーグルのポリシーは、不気味な境界線ぎりぎりまで近づくが、それを越えないというものだ」とシュミット氏は2010年に語ったと報じられている。「脳に何かを埋め込むのは、不気味な境界線を超えていると私は考えている。少なくとも現時点では、技術が進歩するまでは。」
Appleのプレゼンテーションの大部分は編集されていますが、読めるスライドの中には「プライバシータイムライン」があります。そこには、Facebookがユーザーがオプトアウトした場合でもユーザーを追跡していることや、GoogleのストリートビューがプライベートなWi-Fi通信を記録していることがリストされています。
現在、GoogleはiPhoneのデフォルト検索エンジンとしてGoogleを利用させてもらうためにAppleに金銭を支払っている。司法省が勝訴した場合、この支払いは停止される可能性がある。その場合、不正行為の容疑がないAppleは年間最大200億ドルの損失を被る可能性がある。