ウィリアム・ギャラガー
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Clarisのデモで新しいサービスがどのように機能するかの詳細
Apple 所有の FileMaker Pro 開発元は、新しいビジネス アプリをより迅速かつ堅牢に作成できるシステム、Claris Connect Beta をリリースしました。
Clarisは、近日リリース予定の「Claris Connect」のベータ版を発表しました。このサービスは、既存コードのライブラリを活用し、ユーザーがビジネス向けの新しいアプリケーションを迅速に作成できるようにします。Claris Connectは、同社が長年愛用しているデータベースアプリケーション「FileMaker Pro」に加え、サードパーティのサービスも活用します。開発者がアイデアからアプリケーションを開発する際の「超俊敏性」を実現することを目指しています。
「Claris FileMakerを使って開発者が作成できるものには、これまで一切の制限がありませんでした。だからこそ、中小企業からフォーチュン100企業まで、幅広い企業に導入されているのです」と、Claris International, Inc.のCEO、ブラッド・フライターグ氏は声明で述べています。「しかしながら、あらゆる業界でデジタル変革が急速に進む中、極めて迅速な対応力と、アイデアからワークフローまでを数分で実現する能力が求められています。Claris Connectは、この流れをさらに加速させます。」
クラリスのCEO、ブラッド・フライターグ氏
2019年のClaris Developers' Conferenceで発表されたClaris Connectは、中小企業向けに様々なワークフローを統合することを目的としたサービスです。2020年初頭に一般公開され、現在ベータプログラムへの参加申し込みを受け付けています。
「Claris Connect は、問題解決者がより良い成果を生み出すための大きな前進を表しています」と Claris の製品管理および設計担当副社長 Srini Gurrapu 氏は述べています。
「Claris Connectがあれば、シンプルさとパワーをトレードオフする必要はもうありません」と彼は続けました。「シチズンデベロッパーでもプロのデベロッパーでも、Claris Connectはワークフローの自動化を簡単かつ強力にします。」
Claris Connectは8月のFileMaker DevCon 2019で初めてプレビューされ、デモではZapierやIFTTTといったサービスに似た機能を提供しました。ユーザーはアクションを開始するトリガーを指定し、接続された複数のアプリを経由して情報が渡され、最終結果が得られるワークフローを作成できます。
Claris は Apple の完全子会社であり、この新サービスは、データベースではなくアプリ作成ツールとして自社の地位を再構築する継続的な取り組みの一環として、8 月に Claris が FileMaker, Inc からブランド名を変更したことに続くものである。