アップルの組み立てメーカー、フォックスコン、iPhone販売好調で四半期売上高が急増

アップルの組み立てメーカー、フォックスコン、iPhone販売好調で四半期売上高が急増

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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アップルの主要組み立てパートナーであるフォックスコンは、iPhone 7の販売が初の四半期全体で大きく貢献し、12月四半期の純利益が30%増加して23億ドルに達したと報じられている。

ブルームバーグの計算によると、この金額はアナリストのコンセンサス予想である16億ドルを大きく上回っている。フォックスコンの売上高の約半分はアップルによるものとみられており、アップルは今四半期に約7,830万台のiPhoneを販売し、新記録を樹立した。

フォックスコンは、8月に買収したシャープの業績回復も追い風となった。シャープは2月に2年ぶりの四半期純利益を計上した。フォックスコンは生産ラインの統合、物流の改善、新たな部品調達力の活用などにより、シャープの経費削減に成功した。シャープは他の製品も製造しているが、ディスプレイの大量生産でアップルのサプライヤーでもある。

フォックスコンはロボットやロボットアームの販売でも好調だとされている。同社が製造する機械の一部は自社工場で使用され、人間の労働者の代わりを務めている。

シティグループのアナリスト、ウィリアム・ヤン氏は、Appleが「iPhone 8」の出荷準備を進める中、Foxconnの売上高が2017年後半に上半期比で最大43%増加する可能性があると示唆した。このデバイスは、5.8インチのSamsung製OLEDスクリーンを搭載し、ホームボタンの代わりに「ファンクションエリア」が設けられる予定だ。また、ワイヤレス充電、3D顔認識、虹彩認証などの機能も搭載される可能性がある。