AppleInsiderスタッフ
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匿名を条件に話してくれたこの女性は、報道された問題について世間の認識を広めるためにテクノロジーウェブサイト「マッシャブル」に自分の話を投稿したと語り、アップル社がこの事件を認めようとしないと主張した。
匿名の情報筋によると、彼女は最近東海岸へ旅行した際、早朝に目を覚ますと、1年前に購入した白いiPhone 4が「ジュージュー」と「ポンポン」という音を立てていたという。その後、はっきりとは分からないが、「爆発とまではいかないまでも、パチパチという大きな音が鳴り響き」、デバイスから煙が噴き出し、「まるでプラスチックを飲み込んだかのような、ひどい腐敗臭」を放っていたという。
提供された写真を調べても、どの部品が煙を出すほど加熱されたのかの手がかりは得られないが、膨らんだバッテリーがiPhoneのケースを押し広げるほどに膨張したことは明らかだ。
報道によれば、iPhoneはApple製の充電器を介して電源コンセントに接続されており、その後検査したところ正常に動作していることがわかったという。
女性はさらに、アップル社にiPhone 4Sへの交換品へのアップグレードを依頼したところ、同社から別のiPhone 4が支給されたと述べている。
iPhone 4の発火とされる写真。(画像は左右反転しています)| 出典: Mashable
「これはすべての人に当てはまることではないかもしれないと理解していると、メーカー側が言ってくれればよかったのに」とコロラド州の女性は言った。「でも、ここで起きたことなので、バッテリーが熱くなりすぎた場合でも注意するよう、注意喚起の声明を出すべきだ」
この事件は米国では初めてのことだと報じられているが、オーストラリアではiPhone 4に関連した同様の事例が少なくとも1件発生している。
アップルがバッテリー過熱の問題に直面するのは今回が初めてではない。同社は2011年、初代iPod nanoのバッテリー過熱を引き起こす欠陥に対し、交換プログラムを延長した。カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社は、2008年のプレスリリースで初めてこの問題を認めた。これは、日本政府による調査を受けてのものだ。
iPhone 4S や Apple の現在のラインナップにある他の製品で深刻な過熱問題が報告されたことはありません。