法人向け販売が牽引し、2018年までに世界のタブレット利用台数は8億台に近づくと予測

法人向け販売が牽引し、2018年までに世界のタブレット利用台数は8億台に近づくと予測

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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タブレットの年間販売数はほぼ横ばいで、近い将来に再成長が見られるとは予想されていないものの、AppleのiPadなどのデバイスは企業環境で引き続き利用が拡大するとForrester Researchは予測している。

調査会社の最新予測は、月曜日に発表された「2015年世界タブレット市場予測」レポートの一部として発表された。レポートのコピーはAppleInsiderに提供された。レポートは、AppleのiPadの売上が前年比で伸び悩む中、タブレット市場全体が停滞していることを認めつつも、法人向け販売は「活況」を呈している明るい兆しだと指摘した。

「消費者市場は変動しているものの、企業が直接購入し管理するタブレットの割合は着実に増加し続けている」とアナリストのJP・ガウンダー氏は書いている。

フォレスターは、今後の展望として、タブレットの世界販売台数は今年約2億1,800万台に達すると予測しています。今後の成長は緩やかで、2018年には年間販売台数が約2億5,000万台に達すると予測しています。

前年比での販売台数が急増するとは予想されていないものの、フォレスターは世界のタブレット端末の設置台数が着実に増加すると予測しています。同社の推計によると、今年末までに約5億8,000万台に達し、2018年には約7億8,200万台に達する見込みです。

フォレスターは、今後のタブレット市場の成長は主に企業所有のデバイスによって牽引されると予測しています。現在、企業所有のタブレットは世界全体のインストールベースに占める割合が約14%と推定されていますが、2018年までに20%に増加すると予想されています。

企業における導入が拡大する中、ForresterはAppleが特にIBMとの提携により非常に優位な立場にあると評価しています。MobileFirstの傘下において、IBMはハードウェアリース、デバイス管理、セキュリティ、アナリティクス、モバイル統合、そしてiOSデバイスのオンサイトサービスを担当し、AppleはAppleCareを通じてソフトウェア開発と顧客トラブルシューティングに携わっています。

「職場でのiPadに関するAppleのエコシステムは今後も強化され、iPadは会社所有デバイスとして適切な選択肢となるだろう」とフォレスターは書いている。