Apple は本日、写真編集および管理ソフトウェアの次期メジャーリリースとなる Aperture 2 を発表しました。Aperture 2 には、より高速で使いやすく、より強力な機能を実現する 100 以上の新機能が搭載されています。
「世界中で活躍する一流写真家の多くが、Apertureを信頼して写真の整理、編集、そして配信に使用しています」と、アップルのアプリケーション製品マーケティング担当副社長、ロブ・シェーベン氏は述べています。「よりシンプルなインターフェースと低価格により、誰もがApertureのパワーをフルに活用できるようになります。」
「結局のところ、重要なのは画質です」と、スポーツ・イラストレイテッド誌の寄稿写真家デビッド・バーグマン氏は語る。「調整を始める前から、Apertureの新しいRAW処理機能は、これまで試したどのプログラムよりも、より鮮明なディテールと優れた色再現性を備えた、より高品質な画像を提供してくれます。」
わずか199ドルという価格で、より直感的で使いやすい新しいユーザーインターフェイスを備えたAperture 2では、ビューアモードとブラウザモードをキーコマンド1つで切り替えられるようになりました。オールインワンのヘッドアップディスプレイにより、画像表示領域が最大化され、ライブラリ、メタデータ、調整コントロールをタブ付きインスペクタ1つで切り替えることができます。iPhotoのイベント表示をモデルにした「すべてのプロジェクト」表示では、各プロジェクトにポスター写真が表示され、その中にある写真を素早く閲覧できます。また、統合されたiPhotoブラウザからは、iPhotoライブラリ内のすべてのイベントと画像に直接アクセスできます。
Aperture 2ではパフォーマンスも強化され、大量の画像の読み込み、ブラウズ、検索が高速化しました。内蔵プレビュー機能により、読み込み中に画像にキャプション、キーワード、レーティングを付与できます。また、バックグラウンドで画像を書き出す機能により、JPEG、TIFF、PNG、PSDファイル形式への変換処理中でも作業を継続できます。クイックプレビュー機能により、ファイルの読み込みを待つことなく、RAW画像を次々にブラウズできます。また、Apertureライブラリデータベースが再設計され、50万枚以上の画像を含む非常に大規模なライブラリを扱う場合でも、プロジェクトの切り替えが高速になり、検索結果がほぼ瞬時に得られるようになりました。
Appleの次世代RAW画像処理技術はAperture 2の中核を成し、妥協のない画質と、ユーザーがそれぞれのカメラに合わせて画像プロファイルを微調整できる精密なコントロールを提供します。画像を改善・加工するための新しいツールには、白飛びしたハイライトを補正するRecovery、肌の色調に悪影響を与えずに彩度を選択的に高めるVibrancy、画像に明瞭さを加えるための部分的なコントラストを提供するDefinition、プロフェッショナルな視覚効果を提供するVignette & Devignetteフィルタ、そしてシミやセンサーダストの除去、問題箇所のクローン作成を素早く簡単に行える、ソフトエッジのRepair and Retouchブラシなどがあります。
Aperture 2はMac OS X、iLife、iWork、.Mac、そしてAppleのプリント製品と連携するため、Apertureライブラリ内のあらゆる画像にiMovie、Keynote、Pagesなどの他のアプリケーション、さらにはLeopard Mailからも直接アクセスできます。.Macウェブギャラリーのサポートにより、Apertureユーザは写真を一度公開するだけで、ウェブ、iPhone、iPod touch、Apple TVで閲覧できます。Aperture 2のブックには、新しいテーマデザイン、レイアウトツール、カスタマイズ可能なダストジャケット（フルブリードを含む）、そして箔押しカバーなどの機能が追加されています。
価格と販売状況
Aperture 2は、Apple Store（アップルストア）、Apple直営店、およびApple製品取扱販売店を通じて、希望小売価格199ドル（米国）にて本日より販売開始となります。以前のバージョンのApertureをお持ちの方は、わずか99ドル（米国）でAperture 2にアップグレードできます。Aperture 2のシステム要件と詳細については、AppleのAperture Webサイトをご覧ください。
