ジョシュ・オン
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ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、周氏は金曜日の投資家向け説明会で、第3四半期の売上高が前年同期比80%増の1370億台湾ドル(47億4000万ドル)に達すると予想していると述べた。周氏は、アップルによるITCへの訴訟が同社に影響を及ぼすことはないと引き続き自信を持っている。
同幹部はまた、HTCによる最近のS3グラフィックス社の買収は3億ドルという価格に見合うだけの価値があると確信していると述べた。スマートフォンメーカーであるHTCがS3グラフィックス社を買収したのは、Appleとの交渉において優位に立つためではないかとの憶測もある。Appleは最近、S3グラフィックス社の特許2件を侵害していることが判明した。HTCの株価は、S3グラフィックス社の買収発表以降、20%下落し、1株あたり858台湾ドル(29.71ドル)となっている。
Appleは昨年、HTCが複数の特許を侵害したとして同社を提訴した。連邦裁判所は今月初め、iPhoneメーカーHTCに有利な仮判決を下した。業界関係者の中には、この判決が連邦裁判所で支持されれば、HTCとGoogleのAndroidプラットフォームに壊滅的な打撃を与えると指摘する声もある。
報道によると、周氏は同社が「タブレット市場を慎重に評価している」と述べ、来年にはこの分野で競争力が増すだろうと予想している。
周氏は、同社が成長を続け、革新を続け、高品質な製品をリリースし続ける能力を改めて強調した。HTCは、第3四半期のスマートフォン出荷台数が98%増の1,350万台に達すると予測している。同社は第4四半期に1,210万台の端末を出荷した。一方、Appleは同時期に2,030万台のiPhoneを出荷し、ノキアを抜いて世界最大のスマートフォンメーカーとなった。
しかし、アナリストたちは同社の長期的な成長見通しに懸念を表明している。HTCのイノベーション責任者であるホレス・ルーク氏は、同社が契約メーカーから世界的なスマートフォンブランドへと成長する上で重要な役割を果たしたが、今年4月に同社を退社した。キャピタル・セキュリティーズのアナリスト、ダイアナ・ウー氏は、ルーク氏が設計に携わった最後の製品が2012年第1四半期に発売された後、投資家はHTCがどのような製品を開発するのかを熱心に見守るだろうと述べた。