iPhone 7の供給は依然として制限されており、Appleは年末までに需要に追いつく可能性は低いとみられている。

iPhone 7の供給は依然として制限されており、Appleは年末までに需要に追いつく可能性は低いとみられている。

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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新たな調査によれば、ブラックフライデーのわずか1週間前になっても、iPhone 7、特に大型のiPhone 7 Plusの店頭在庫は依然として不足しており、Appleが最新世代の携帯電話に対する消費者の需要を満たすのに依然として苦戦していることがうかがえる。

パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏が米国のアップルストア134店舗を調査したところ、iPhone 7の在庫率はわずか47%だった。4.7インチのiPhone 7の在庫率は91%である一方、5.5インチのiPhone 7 Plusはわずか3%しか店頭に並んでいなかった。

中国では供給がさらに逼迫しており、iPhoneの在庫はわずか16%にとどまっています。これは1ヶ月前の12%からわずかに改善した程度です。パイパー・ジャフレーは中国で、通信事業者の中国聯通(チャイナ・ユニコム)のオンライン在庫を追跡しています。

対照的に、1年前のこの時点までに、iPhone 6sはApple直営店で100%の在庫数に達していました。マンスター氏によると、これはiPhone 7シリーズの需要が昨年のiPhone 6sを上回っていることを示唆しています。

その結果、マンスター氏は、利益の出るホリデーショッピングシーズンを含む12月四半期末までにアップルが需給均衡に達する可能性は低いと考えている。

AppleInsiderは9月下旬、国際貨物の渋滞によりiPhone 7の入手性が当初制限されたと報じました。Munster氏の調査結果は、ある程度この報道と一致しています。iPhone 7の全体的な入手性は、9月下旬から10月中旬にかけて35%で推移していましたが、10月末には46%にまで上昇しました。

マンスター氏は、12月四半期のiPhone販売台数が前年同期比3%増となると予測している。また、Apple StoreにおけるiPhone 7の供給不足は、2017年3月期に向けてやや明るい兆しとなるだろうと予想している。

AppleはiPhone 7の販売状況について沈黙を守っており、今年は発売初週の売上を公表しないことを選択した。これは、発売時の需要が常に供給を上回るという事実を理由としている。12月四半期の決算はiPhone 7シリーズにとって初の四半期決算となり、投資家や業界関係者にとって新モデルの売れ行きを示す最初の指標となるだろう。