AppleはiOS 8の展開を独自のコンテンツ配信ネットワークで処理することを選択した

AppleはiOS 8の展開を独自のコンテンツ配信ネットワークで処理することを選択した

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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Appleは水曜日のiOS 8のリリースに際し、トラフィックをサードパーティのシステムに分配するのではなく、自社のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を通じてトラフィックの大部分を処理することを選択した。

インターネット監視会社ディープフィールドは、アップルが昨日、iOS 8のトラフィックの「かなりの部分」を処理するために自社のコンテンツ配信インフラを使用したと述べたとウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。同社が大規模な展開にCDNを利用したのは初めてだという。

iOS 8のリリース前、Appleは大規模な配信業務をAkamaiなどのサードパーティCDNに委託していましたが、今後は自社サーバーへの移管を検討しているようです。DeepFieldは、AkamaiがAppleのiOS 8トラフィックの一部を管理していたものの、大半の負荷はAppleの自社システムが担っており、ほとんどのネットワークでトラフィックが通常の10~20倍に急増したと指摘しています。

「Apple CDNにとって、これはまさに大きなデビューとなりました」と、DeepFieldのCEO、クレイグ・ラボヴィッツ氏は述べた。「これは、Appleが単なるソフトウェア企業ではない、単なるPCメーカーではないという明確な認識を示したと言えるでしょう。彼らはインターネットのバックボーンと国際的なインターネットプレゼンスを持っているのです。」

DeepField の分析によると、iOS 8 のダウンロードはピーク時に 1 秒あたり 3 テラビット以上の帯域幅を消費したという。

Appleは7月にCDNを稼働させたと報じられましたが、そのシステムは全体のトラフィックのごく一部しか処理しませんでした。当時、iTunesとiTunes Radioの提供はAkamaiとLevel3が継続するとされていました。