ゴールドマン・サックスは、アップルカードの「銀行ではなくアップルが作った」という発言に憤慨している

ゴールドマン・サックスは、アップルカードの「銀行ではなくアップルが作った」という発言に憤慨している

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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アップルの広告にはゴールドマン・サックスが大きく登場しているが、画面上部ではない。

投資銀行のゴールドマン・サックスは、金融アナリストに対し、Apple Card を開発し、それに関するすべての決定を下しているのは同社であると改めて明言した。

多国籍金融企業ゴールドマン・サックスがApple Cardの背後にいることは周知の事実だが、同社は自らが主導権を握っていることを明確にしたいようだ。法的に義務付けられた決算発表のアナリスト向けセッションで、ゴールドマン・サックスの最高財務責任者(CFO)スティーブン・シェア氏は、Appleのブランディングと広告について言及した。

「この点については明確にしておきたい」と、シェア氏はRBCのアナリスト、ジェラルド・キャシディ氏に語った。「誰がこのカードの発行権を主張しようとも、引受の決定権を持つのはただ一つ、ゴールドマン・サックスだけだ」

「我々は良きパートナーとしてアップル社とともに目標や目的を設定してきた」と同氏は続けた。「そしてアップル社は我々がこうした引受決定をどのように進めているかを完全に把握している」

「しかし、最終的な決定権は我々にあり、我々はその状況を踏まえてリスクと回収を調整・管理しています。この点について明確にしておきたいのは、この点に関する引受判断は銀行が行うということです」と彼は結論付けた。

ゴールドマン・サックスがApple Cardの開発に多額の投資をし、新規登録者1人あたり350ドルを支払っていることは知られているが、Business Insiderによると、同社はエンジニアをプロジェクトに再配置したため、他の多くのプロジェクトも延期したという。

同社の信用限度額決定方針は政治家から攻撃を受けている。