アップルのシラー氏、ギャラクシーS4発表前夜にAndroidに反対を表明

サムスンが次世代のGalaxy S4スマートフォンを発表すると見られるまであとわずか数時間となった今、Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長フィル・シラー氏は、GoogleのAndroid搭載デバイスがiPhoneやiOSに比べて劣る製品である理由について自身の考えを述べた。

ウォール・ストリート・ジャーナルとの珍しいインタビューで、シラー氏は2012年第4四半期におけるiPhoneとAndroidの間で乗り換えた「スイッチャー」に関する指標について語った。Appleの調査を引用し、シラー氏はAndroidから乗り換えたiPhoneユーザーの数が、GoogleのモバイルOSを搭載した端末への乗り換えユーザーの4倍に上ると述べた。

シラー氏はまた、Androidプラットフォームの大きな欠点の一つである断片化を指摘した。多くのAndroidユーザーが古いバージョンのOSを使用しているのに対し、AppleのiOSの実装はより統一されていると指摘した。

「Androidはフィーチャーフォンの無料代替品として提供されることが多く、その使い心地はiPhoneほど良くない」と同氏は語った。

Androidエコシステムを掘り下げて考察したシラー氏は、UIの様々な要素が異なる企業から提供されているため、プラットフォームが「苦しんでいる」と指摘した。「ウォールドガーデン」と揶揄されることはあるものの、ハードウェアとソフトウェアの両方を管理するAppleのシステムは、より統一感のあるユーザーフレンドリーな体験を可能にしている。

「Android端末を箱から取り出したら、iOSに付属しているような体験を得るために、異なるベンダーのアカウントを9つも登録しなければなりません」と彼は言った。「それらはシームレスに連携しません。」

サムスンは木曜日の夜、ニューヨークで開催されるイベントで、最新の主力スマートフォン「ギャラクシーS4」を発表する予定だ。