判事、シリコンバレーの密猟反対訴訟で4億1500万ドルの和解を承認

判事、シリコンバレーの密猟反対訴訟で4億1500万ドルの和解を承認

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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2007年のMacWorldでiPhoneを発表した際のスティーブ・ジョブズとエリック・シュミット

連邦裁判所判事は、アップル、グーグル、インテル、アドビが関与する人材引き抜き訴訟で共同4億1500万ドルの和解を承認し、長年に渡る訴訟に正式に終止符を打った。

ロイター通信によると、米連邦地方裁判所のルーシー・コー判事は、アップルと共同被告らが1月に和解金に合意してから約8カ月後の水曜日夜遅くに和解の最終承認を下した。

この訴訟は2011年に初めて提起され、アップル、グーグル、インテル、アドビの従業員が、いわゆる「引き抜き禁止」ルールを制定し、企業間の人材流動性を阻害することで人為的に給与を抑えているとして、雇用主を訴えた。各社の幹部はこの件で厳しく追及されたが、この訴訟が注目を集めたのは、故アップル共同創業者スティーブ・ジョブズ氏に対する告発が行われた時だった。原告によると、ジョブズ氏は人材確保のため、「電話禁止」リストの作成など、様々な引き抜き防止ガイドラインを制定したという。

被告らは昨年、3億2,450万ドルと報じられる当初の和解に同意したが、元アドビシステムエンジニアで集団代表のマイケル・ディバイン氏は、金額が「著しく不十分」だとして異議を唱えた。その後、コー判事は、2013年にインテュイット、ピクサー、ルーカスフィルムが同訴訟で2,000万ドルの和解に達していたことを理由に、この和解案を却下した。

原告団の64,466人のメンバーはそれぞれ、2005年から2009年の共謀疑惑期間中の基本給総額に基づいて、賠償金の一部を受け取ることになる。別の関連判決で、コー判事は弁護士らの8,100万ドルの報酬請求を却下し、その半額を認めた。