iPhoneの急成長とフィーチャーフォンの急落により、モバイル市場でアップルがマイクロソフトを追い抜く

iPhoneの急成長とフィーチャーフォンの急落により、モバイル市場でアップルがマイクロソフトを追い抜く

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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全体としては減速しているものの、スマートフォンとフィーチャーフォンの両方を含む世界の携帯電話業界では、6月四半期にプラットフォームランキングの入れ替えがいくつか見られ、アップルが2位に浮上し、マイクロソフトを4位に押し下げたと、ストラテジー・アナリティクスが木曜日に発表したデータで明らかになった。

調査会社によると、AppleのiPhone出荷台数は前年比35%増の4,750万台となり、フィーチャーフォンを販売していないにもかかわらず、モバイルOS市場シェアの10.9%を獲得した。一方、Microsoftの総出荷台数は5,030万台から2,780万台に急落し、2位の座から転落し、市場シェアはわずか6.4%に落ち込んだ。

ノキアの壊滅的な業績は、フィーチャーフォンの売上減少と、2015年後半にWindows 10モデルを準備している間、Lumiaスマートフォンが「待機状態」に入ったことが原因とされた。今月初め、マイクロソフトはノキアの元従業員最大7,800人を解雇し、携帯電話事業で76億ドルの減損処理を行い、さらに7億5,000万ドルから8億5,000万ドルのリストラ費用を負担する計画を発表した。

サムスンは第4四半期も引き続きトップの座を維持したが、出荷台数が9,530万台から8,900万台に減少したことで、シェアは22.3%から20.5%に低下した。ファーウェイはシェアを4.8%から7%(3,060万台)に伸ばし、第3位に浮上した。シャオミはシェアを3.5%から4.6%に伸ばし、第5位となった。

ストラテジー・アナリティクスによると、携帯電話の総販売台数は4億2,800万台から4億3,460万台へと2%増と、業界としては過去2年間で最低の水準となった。これは米国、中国、欧州における需要の減速と関連している。