Appleが他のクラウドサービス大手とともにデータ転送プロジェクトに参加

Appleが他のクラウドサービス大手とともにデータ転送プロジェクトに参加

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

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Apple は、Facebook、Google、Microsoft、Twitter などの協力者が参加し、ユーザーがさまざまなクラウド サービス間でデータを移動するためのオープンソースの方法を作成する計画である Data Transfer Project の最新のパートナーになりました。

2018年に発足したデータ転送プロジェクトは、ユーザーの個人データをあるデータストアから別のデータストアに転送するためのソフトウェアとシステムの開発に取り組んでいます。他の大手テクノロジー企業は昨年夏にこのプロジェクトに参加しましたが、Appleはつい最近この取り組みに加わったばかりです。

現在、ユーザーがサービス間で個人データを移行したい場合、Appleのデータとプライバシーポータルなど、各社が提供する様々なエクスポートツールを使用する必要があります。データのリクエストは可能ですが、他のサービスですぐに利用できるような標準化された形式で提供されるわけではありません。

データ転送プロジェクトは、各社のエクスポート・インポートツールの互換性を確保することで、消費者にとってよりスムーズなデータ転送を可能にすることで、この状況を変えることを目指しています。作業の大部分は消費者の目に触れずに行われ、既存のAPIと認証メカニズムに加え、サービス固有のアダプタを用いて、データを受信側サービスのAPIにプラグイン可能な共通フォーマットに変換します。

最終的に、これは、iOS に移行する Android ユーザーが、Play を含む Google のサービスから Apple のサーバーに顧客データを移行するよう要求できる状況を意味する可能性があります。

これまでに、このプロジェクトは18の貢献団体から1,500のファイルに渡って42,000行を超えるコードを生み出してきました。プロジェクト開始以降、クラウドログ広告モニタリングなどのフレームワーク機能の追加に加え、GoogleフォトやSmugmugの新しいAPIとの連携アップデート、Deezer、Mastodon、Tim Berners-LeeのSolidとの連携機能も追加されています。